2007年10月アーカイブ
日本語に簡単に集約してしまうと「自由」という単語に
なってしまいますが、国内で「自由」とか「FREE」というと、
ネガティブなイメージも多く、
例えば「フリーター」
「自由気ままな人」というより、
「拠りどころをもてない人」「社会への関わりが希薄な人」
「仮の姿」「自分探しをしている人」(中田か!)
といったところが一般通念。
とある大手求人誌が仕掛けたライフスタイルとしての「フリーター」
概念は崩れてしまってます。
多分「FREE」という言葉の本質から逸れた使い方と意味付けによって
時代の移り変わりについていけず、何となくネガティブなイメージが
浸透しつつあるのだなと。
元来FREE(自由)って束縛されることから逃れる事ではなく、
ルールから逸脱することでもなく、自己を自立させ、立脚点を
しっかりと認識することではないかと思います。
でないと「自由」に発想出来ないでしょう。
お金が有る無しに関わらず、不作法であったり、ルールを破ったり、
束縛から逃れるというのは、
単に個人の生き方の問題ではないかと。
そういった視点から見ると、4−DってFREEだよな。
みんな個性の強い大人だし、いろんな異能者が集まって。
もっと巻き込んだら更に面白いだろうね。
既存のシステムと独自の価値観を摺り合わせることは決して
楽なことではないけれど、クリエイティブを中心に置き、
決してブレる事は無い(ちょっとくらいブレるかも?)。
だから面白いんやろな。
下北沢にて
で、FREE Hugの話ですが、気持ち悪いってか迷惑ですね。
ってか気持ち悪いです。
Freeってのは、ほんとはそれなりの意味があって
「力を込めて自由を宣言する」って大変な事です。
「勝手にどうぞ」ってのとは少し違うのです。
責任とか心構えが必要です。
ソフトウェアもそうです。
Free=無料と言うのは間違いです。
これはu**x界隈では、よく言われていることですが
Freeであるためには様々な条件があります。
空心庵より
TV見てたら、東京の何処ぞの公園(代々木公園あたりか?)で
FREE HUGと書かれたプラカードを掲げた若者が往来する人々に
ハグすることを求めて見知らぬ人達に声をかけるレポートをやっていた。
レポーターはしぶがき隊のヤックン。
アメリカだか中国だか判らんけど、ごく一部で流行っているらしく、
若い女の子が同じようなプラカードを持って次々とハグしている
映像が流れていた。
それを続けていると自然な笑顔がこぼれ、暖かい他者を思いやる
気持ちになれるんだと。
気持ち悪くないですか?
素面ですよ。
何の昂揚もなしに見も知らぬ老若男女を抱き合えますか。
家族ならいざ知らず。
百歩譲って久方ぶりに出会った友人や、お祭りやライブの打ち上げ、
集団で同じ目的のために何かを成し遂げた(今日のレッドソックス)
とかいうなら、抱き合うための共通項が見いだせるのですが。
何の関係性も無い人同士が、抱き合うだけのことで人類みな兄弟みたいな
疑似感覚って、甘ったれた自己満足にしかおもえないけどな〜。
ああいうの流行ったら困るなー。
こういう事をさも欧米渡来の文化のように頭の悪いTVが無責任に
放送してしまうと、
俺にはレイシズムなんてかけらも無いぜ的、
私ってこの世の誰をも受けいれるわ的、
大義名分欺瞞の陶酔輩が街中で溢れだしたら、どうします?
売れてないアイドルタレントなどのパフォーマンスだからとか、
ギネスブックに認定してもうためにするのなら笑って済むのだけれど…。
もっと洗練された、
凛とした、
背筋の綺麗なコミュニケーション(関わり方)があるように思うのだ
けれど…。
下北沢にて
一緒に行く予定だった友達が、風邪気味で同行できなかったので
一人でゲイの人達のレインボーパレード見に行った。
土曜日の夜は結局何処にも行かなかったんだけど
ハロウィンクラブイベントや世界のCMフェスティバルとか
いくつか楽しそうなイベントがあってどれも気になってたんだけど…
風邪をおしてCMフェスティバルへ行った友達は、昼まで時間つぶして
パレード見に行くつもりだったらしいけど、
そりゃぁ強靱な体力を要するよね。
まぁ、若いからそんな計画思いつくのかも知れないけど(笑)
年とると徹夜が出来ないとか言うけど、楽しけりゃとか必要ならば徹夜もする。
けど、オールを避けるのは体力的にとか言う感じではなくて
それによって得られる充実感がイヤなんだよ。。
なんか次の日は何をやっても許されるみたいな(笑)
空心庵より
私もこの数年同じダイアリーを使ってますが、空心庵氏のおっしゃるように、
忙しくても結局あまり使わないんですよね。予定なんてがらがら、というより
予定を書き込むという習慣、予定を見るのにダイアリーを開くという習慣が
なくなってしまったんで。
じゃあ何で管理してるかというと、macのiCalで管理してます。
で、ダイアリーを何に使ってるかというと、東京、関西での電車・地下鉄移動を
確認するために、綴じ込まれている電車/駅MAPを利用しているというわけで。
そのページが必要だからダイアリー買ってるようなもんです。
今、書いてて気付いたけど、それならルーズリーフの電車/駅MAPを買えば
済むやん!あ〜迂闊。
けどやっぱりダイアリー買うやろね。
ところで今日は曇りがち、月が全く見えませんが、先ほどニュースで肉眼では
見えないホームズ彗星がなんと急に40万倍もの明るさになって、肉眼でも視認
出来る2.9等星になったとか…。
明日の夜から神戸に帰って来ます。日曜の夜には東京へ舞い戻りますが、
少し寒気がします。
このところ風邪ひいてる人が多くて手洗いとうがいは欠かせません。
葛根湯飲んで寝よ。
下北沢にて
ムーンカレンダーの話が出たら、ムーンダイアリーと共に
ネット衝動買いしてしまいそうになりました。
が単なる月齢カレンダーだったら、百均でも売ってるんですよね。
ダイアリーも結構魅力的ですが、「書き込むほどの予定が存在しない」(笑)のと
携帯のスケジュール表しか使わないので、ただの読み物になってしまいそうです。
某ネットショップで見たら、ムーンダイアリーの帯に「月のパワーを利用して成功・開運する手帳」
なんて書いてあって、どん引きです(笑)
空心庵より
mode-1にも「Moon Dance」という曲があります。
軽やかでノリが良くポップな曲なんですが、確か、まだ
ブートにも収録されていなかったような?
ライブに毎度来て下さってる方は、一聴したら特徴的な
フレーズなのですぐ「あの曲か!」と判ると思います。
今制作しているニューアルバムに入れてくれるといいんですがね。
mode-1は気まぐれやから。
全曲録りおろしなんてことも…(それは無いか!さすがに)
でもまぁ、私以外にも月カレンダーを利用してたメンバーがいたとは
驚きです。
そうそう、月の光だけで写真を撮るカメラマンがいるの、みんな知ってっかな?
石川賢治という有名なカメラマンなんですが、大自然の風景や植物、水の流れ、
火山、海、海中の珊瑚等、全てを月光だけで撮ってるんです。
一時結構メディアに作品が取り上げられたりしたから知ってる方も多いかも。
密度の濃い沈黙する群青と精悍な蒼、そして息づかいが聴こえてきそうな紺碧。
神秘的というには美しすぎる世界観。
そして何よりもヤられたのは、月光だけで写真を撮るという発想の起点。
私はそういった発想が何故か大好きで、
無条件に嵌ってしまいます。(無条件やないな!?)
1990年に小学館から「月光浴:Moonlight Blue」という写真集を
リリースし、その後も数冊シリーズで出版されてます。
今日は霜降(そうこう)。
冬の足跡が聞こえ始めた季節には、頂き物の熊本産・巨大な梨でも
しゃくしゃくと囓りながら、秋の夜長の友として
こういう写真集眺めるのもおつなものです。
下北沢にて
今日は十三夜。
今夜輝く月を豆宵月、または粟宵月というそうです。
昨晩、一昨晩とも綺麗な月がかかってましたが、この時期は
比較的雨が降らず、統計的にも気持ちよい気候になってるようです。
この時期の月を見上げていると太古の人類が何かの想いや創造を
膨らませ、崇めていたのも理解できますな。
昔の中国(だったと思う違ったらごめん!)は陰暦で、
月の満ち欠けによってその日がいつなのかを計っていたようで、
随分昔に陰暦カレンダーというのをデザインの美しさだけで
衝動買いした記憶があります。
シンプルなデザインなんですが、月の満ち欠けが規則的に
ちりばめられ、見た目はいいんですがとても使いにくい
というか、扱いにくいカレンダーでした。
太陽暦で馴染んだ感覚にはどこか不安を感じさせる代物です。
ただ、そのカレンダーを毎日眺めてると、
自分の価値観と違う尺度が存在することを意識せざるを
得なかった事を思い出します。
月って写真撮るの意外と難しいんですよね。
雲一つない夜空に煌々と輝いている満月でも、夜だと光量が足りず、
手ブレでピントが合わない。
丁度一年前に作品用に挑戦したんですが、やっぱり満足出来る
ものにはほど遠く、別の手段でそのイメージに近いもので代用しました。
あれからもう一年たったんやなー。
ところでお知らせです。
SOUND AND VISION 17
学芸大学Trayにて
[横川理彦 + 大谷安宏]
11月18日(日)
open 18:30 / start 19:00
charge:¥2000 (drink付き)
秋の夜長に是非お越しください。
下北沢にて