2008年9月アーカイブ

過ごしやすくなったと思ったら、またヘアピンカーヴ切って颱風が

やって来よる。

2日の高円寺、このままだと直撃かも?

皆さん雨風の対応しっかりしていらして下さい。


ついさっき、テレビを覗くと矢島美容室がsmapと踊っていた。

何か歌っているようなのだが、消音スイッチを切る勇気はなかった。

「うげぇ!」と呟いてチャンネルを変えると、クチの曲がった総理が

脂ぎった顔でこめかみに血管浮き出させて何か喚いていた。

「アイヤー!」と叫んでチャンネルを切り替えると、イギリスやベルギーの

証券会社や銀行がアメリカの煽りを受けてバタバタと潰れ始めた。

「ハラショー!」と意味なく嘲笑していると、大麻でクビになったロシア人

元力士が八百長を強制させられたと、告発しているようだ。

「どすこい!」と四股を踏んでると、ACミランのロナウジーニョが見事な

ヘディングシュートを決めていた。


何の脈絡もないことの羅列なんだけど、これって全て今起こってるん

ですよね。そういうふうに考えると何か不思議な感覚に嵌っていきます。

好き嫌いに係わらず、それぞれがそれぞれの役割を演じている。

ん〜、面白いもんですね。自分の知らないところでいろんなことが起こっ

て消えていく。


ところで2日に向けての私の役割は、一つを残してほぼ終了。当日は

ゆっくり楽しめると良いんですが、どうでしょう?


下北沢にて

27日の出演時間

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小西氏がサポート・メンバーで参加するエスキル・シモンソン(スウェーデンのエレクトロ・ポップ・ユニット、コベナントのヴォーカリスト)のスペシャル・ミニ・ライヴがいよいよ近づいてまいりました。

気になる出演時間ですが、ライヴは午前2時40分頃からスタートを予定しております。

ただ、当日の進行状況によって時間が多少前後する可能性もあります。あらかじめご了承ください。

 

Midnight Mess "6th ANNIVERSARY PARTY!!" 

 

2008927日(土) 新宿MARZ

OPEN/START 24:00

Special Guest live : COVENANT Special mini live set by Eskil Simonsson

Support member :Kenji Konishi (4-D Mode1) / andro (GOTHIKA)

SECRET GUEST LIVE & PERFORMANCE!!

LIVE&SM PERFORMANCE : ミラ狂美&鬼畜ゲトリスト

Baroque Opera & Lute : SELIA

Special Guest DJ : ZINNY AERODINAMICA(aka.ZIN-FRANCOIS ANGELIQUEClub Walpurgis主催 / Madame Edwarda / ZEUS MACHINA)

FETISH PERFORMANCE : Midnight Mistress ROPE SUSPENSION by MISTRESS MAYA

Door/Floor : messdolls (皐月/MASUMI/sabbat666/dark666/emery/and more)

FETISH/GOTHIC shop : GRAVE DIGGER / るなぱあく / †夜ノ帳†

PHOTO BOOTH : Kousuke

MC : SELIA&Mistress MAYA

DJSTATIK / TE2 / MISTRESS MAYA

 

MidnightMess HP http://midnightmess.com

MYSPACE http://www.myspace.com/messdoll

 

前売¥3000・当日¥3500・仮装&ドレスコード¥2500(1D)

※先着66名様に記念品贈呈!!

(問)MARZ 03-3202-8248

 

女は強い

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いつも4-Dのことでお世話になっているプロデューサーH氏から

「鈴木祥子 20th Anniversary Live」にご招待頂いた。


日頃私が耳にするものと対極にある音楽なのと、突然のことであったの

でどうしたものか迷った揚げ句、お邪魔させていただくことにした。


天候は生憎の雨にもかかわらず、CCレモンホール前には傘の花が咲き

長蛇の列。関係者の入場口から会場内へ入り着座すると、これもまた

顔見知りの音楽ライターK氏が右斜め後にいた。周りを見ると何処かで

見かけたような?顔もチラホラ。ムーンライダースの方とか、上野洋子氏

とか…。音楽関係の方がやはり多い。


ピアノ、エレピでの弾き語りとギターを伴奏に歌うアコースティックな

前半とバンドを交えた後半が大きな展開。ところどころお喋りも挟み

ながら大人の音づくり。バンドのベーシストは元ルースターズの井上氏

(そういえば昔神戸のチキンジョージで間近に見たなぁ)だった。


ステージが始まるとしっかりと聴き入ったのであるが、歌詞が身体に入って

くると言うか、染み込んでくる感じ。特に弾き語りやギター伴奏の音数が

少ない曲は、否応なく言葉が身体の中に浸食してくる。

実はこういった曲に私は案外弱く、だからこそ遠ざけることこそすれ積極的

に聞き入ることはなかった。

男なんだから、男のくせに、男だったら…という世界が私の幼少時には充ち

満ちていたので、女々しく泣きがはいるものは音楽に限らず映画や舞台でも

遠ざける習性が何時しか体質となった。

何時も世の中斜めに見ているような態度を取る私ではあるが、実は情けない

ほど脆い自分が底流にあることを知っているのであって、故に鬱的状況に陥

らないために、泣くことを徹底して拒否するのであろうと自己分析する。

以前ここで書いたD-Dayの「Heavenly Blue」に入っている「虚っぽの世界」と

monogrammeの「return」に入っている「Think」なども、実は私にとっては

鬼門であり、つい心というか精神が緩んでしまうのである。情景の見える音

や詩の世界は故に恐ろしい。だからこそ個人的な価値があるのだろう。

昨年の7月初旬「Heavenly Blue」のデザインを創っていた。

「虚っぽの世界」の音源を聴いていたとき、不意に自分の感情と関係なく、

ワケもなく涙が溢れたりした。

今こういうことをカミングアウトするとなんかやはり情けない限りである。


で、女性であるが、やはり人として生き物として強靱な強さを感じますね。

男の場合、強さ=悲壮感という図式をよく見かけますが、女性はそこに居る

だけで強い。強いっていっても筋力的なことではなく精神性ね。挫けても

立ち上がってくる自然な強さというか…。

鈴木祥子氏の歌にもそれと似たものを感じさせられた。

オーディエンスはそういった強さを受け取りに来たのかな?


下北沢にて

Eskil Simonsson(Covenant) mini live show

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以前にもこのブログにも登場した、CovenantのEskilが単独来日
9月27日新宿Marzで行われるイベントMidnight Messに出演することになった
イベントのウエブページ

logcovenanto.jpg



Special mini live set by Eskil Simonsson

Support member :
Kenji Konishi (4-D Mode1 ) & andro (GOTHIKA )

COVENANT(Sweden)のフロントマンでありボーカリストのエスキルがサポートメンバーに
小西健司(4-D Mode1)とandro(GOTHIKA)を迎え一夜限りのライブを行います。
このような特別な顔合わせが実現。二度と観れないライブになるかもしれません。お見逃しなく。
*フロントマンのエスキルのみの来日になります。

Covenant official web site
Covenant Myspace Page


いやー長いことサボってしまった…
ようやく日本の生活にも慣れ(笑)
ライブ用の楽曲やらテレビ三昧やら…

余るお金がないと文化は育ちにくい。
関係なくはないよ
アートってのは、たにまち(出てこないや)、贔屓、パトロン
そんな人筆頭に、見る人や聞く人のお陰で成り立ってきたもんね。

今年のドイツHildesheimで行われた、M'era Luna Festivalで知り合いになった
イタリアの
Nicola とValentinaが主催するWebzin、
Darkroom magazineにRekonnektedのレビューが掲載されたので
お知らせしておく。
英文も独文もないので翻訳のしようがないが…


http://www.darkroom-magazine.it/ita/101/Recensione.php?r=842

不況?

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リーマンが潰れたり、ロシアが「ケンカ上等」を切ったり、

投資家が狂奔したり、異常気象で食料が不足したりとか、

なにか非常に拙い方向へ時代が向かいつつある。

やはりというか、いよいよというか、世界的な不況が始まり

そうな気配。もう既に国内では始まってますが…。

だって、東京でさえ広告の枠が抜け始めてますからね。ちょっと

やばい状況ですよ。

不動産も下がってますしね。

どうなってくんでしょうね?世の中。

アメリカがどうにか持ちこたえないと日本は大波被りますから、

これはちょっと深刻です。

失業者が増えたり、既に出来ている格差みたいなモノがもっと

鮮明になってくると、犯罪もグッと増えるしね。な〜んかいま

こちらへ近づいている颱風みたいに不気味な、くらーい雰囲気。

昨今私も生活防衛せねばと考えたりしている。


このサイトではあまり関係ないんだけど、余るお金がないと文化

は育ちにくい。

歴史を見れば解ることですが、何時の時代も経済が発展している

ところにしか新しいモノは生まれないし、文化の発展も望めない。


そういえば先週「ジュリアナ東京」が一晩だけ復活したとか…。

テレビでお立ち台に立ってジュリ扇ひらひらさせている映像を見た

とき、肯定的にもなれず否定的にも見れず、踊っている人達が皆、

体格の良いニューハーフにしか見えなかった。

あれって今考えると「男的発想の賜」なんですよね。


でも別の見方をすれば、そういった悪状況の中で生き残っていく

モノが「本物」であって「偽物」は淘汰されていく…と考えれば

方向性も見えてくる。

そうですね。

ましてや私のような小市民としては、自分が出来ること、やれる

ことをこれまで通り精一杯やっていくしかないわけで。

それしかできないんだからね。


下北沢にて

チャンネルをまわすと

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ばたばたと仕事を済ませ、「あ〜しんど。」って感じで自宅に戻り

テレビを点けると何処ぞで見知ったお偉いセンセイ方が茶番を演じ

ている。

どのチャンネルをまわしても、自己顕示欲の固まりのような顔相を

した、間違っても美しいとは言えない薄ら寒い作り笑顔のセンセイ

方が、自分の言ってることの意味すら解ってない出鱈目を公共の電

波映像に乗せて捲したてる。

テレビを見ていることが非常に面倒で気分が悪い。こう感じている

向きは意外に多いのではないかと感じる。

面白いかつまらないかは別にして、安っぽい作りと下手な脚本のド

ラマ、クイズ番組、お笑いバラエティ…くらいしか、私のテレビに

は映らない。


で、何を見ろと言うのだ!

と、憤慨しても仕方がないのでケーブルテレビに加入しているのだが、

これのチューナー専用のリモコンを壊してしまったからさぁ大変。

本当に見るモノが無くなってしまった。

時折ニュースやドキュメンタリーを音声付きで見るくらいで、他は

殆ど音を消している。

部屋にはステレオとか気の利いたモノがないので、まれに洋楽(MTV

みたいなやつ)を聴くくらいだ。

テレビは私達からすると「窓」みたいなもので、日々その風景が故意

に捏造されるという点を除けば、存外便利で情報利用価値が高いの

であるが、年々私の生活の中で、この「窓」というか「受像機」の重

要度がオリンピック後の中国株と同じように右肩下がりとなっている。

まぁ当然といえば当然である。作り手のお粗末な意識が見え見えなの

だから。

それにわざと乗ってしまい、遊びの道具として位置づけしてしまうのも

悪くないのかもしれない。(かつての韓流ブームとかね)

ただ、私には何か煩く苛立たしい「窓」になっているのだなぁと感じる。


仕事の合間に話をしていたりすると誰がどこから情報を得ているのか

ということがよく解る。テレビ中心の会話になるとついていけないことが

ままあり、ぼ〜っとタバコを吹かしながら、

「私はね、あなたとはちがうんですよ!」

と心の中で呟いてみたりする。


下北沢にて

祭りだ祭りだ!

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今日は朝早くからけたたましいお囃子と威勢の良い掛け声合いの手で

目が覚めた。

毎年9月第一週の日曜日には、下北沢の街中、目抜き通りを何台もの

御神輿が順次駆け回る。相変わらず人通りが多い日曜日であるが、

暑さのため多少けだるさが漂う街中が、祭囃子によって俄然活気づく。

血が騒ぐというか、なんかウキウキするね!

でも、街の条例によりテキ屋の屋台とかは一切出ない(ヤクザ締め出し

のため)ので少し寂しいかな。食べ物屋さんとかはテキ屋が出張ってく

ると売り上げ落ちちゃうからね。ケンカとかも頻発するかもしれんし、

まぁ、安全に、ということなのだろう。

万が一何かトラブルが起きて事件にでもなったら、来年から自粛とか

になりかねんしね。商店街組合の人達も大変でしょう。

では、楽しそうな街の雰囲気を楽しみに出かけますか…


下北沢にて

2008御輿.jpg

幸せな風景

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下北の何処かのカフェで必ず見かけるおじさんの膝の上で昼寝して

いる猫をみかけたので、断って写真を撮らせてもらった。

雌猫で名前はミント。

私はこの猫が動いているところを見たことがない。

いつ見ても飼い主の膝の上で昼寝している。

でも、猫って普通こんな寝相してないよね?

まるで弥勒菩薩かと見紛うポーズである種の風格まで備わっている。

飼い主の方はゆっくりと時間をかけてお茶を飲み、ミントが起きない

ように気を遣っている。

なんか見ているだけで幸せな風景。


天気の良い午後、下北沢にくる機会があれば何処かのカフェで昼寝

しているミントを探してみるのも一興ですよ。


下北沢にて

ミント1.jpg

DARK KNIGHT

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映画を観た。「DARK KNIGHT」である。


今年に入ってから観た映画では、何れも邦画の「少林少女」「隠し砦の三

悪人」「アフタースクール」を劇場まで足を運んで観たのであるが、

「アフタースクール」以外は観るべきモノは何もなかった。

「少林少女」は単なる超駄作。

「隠し砦の三悪人」は黒沢のリメイクであったので僅かな期待を持って

いたのであるが、見事に裏切られた。松潤の髭面は全く似合っていない。

宮川だいすけ以外はパーフェクトにミスキャスト。まるで☆のジャパンである。


ここ数年洋画、特にハリウッドモノが愕くほどつまらない無駄遣いであ

るのに較べ、邦画は低予算でそこそこ脚本が面白いもが多かった。

「キサラギ」しかり「舞妓HAAAAN!」しかり「アフタースクール」しかり。

この三作品は日本ならではの面白い着眼点によって脚本が書かれており、

どたばた要素もふんだんに採り入れ飽きさせない。


「DARK KNIGHT」といえばバットマンの映画……かというと、そうでは

なかった。前作「BATMAN BEGINS」の最後のシーンで1枚のトランプが

ゲイリー・オールドマン(この俳優はお気に入り、彼が出ているから観よ

うという気になった)からBATMANに提示されるのだが、そのカードは

「JOKER」。つまり、「DARK KNIGHT」のストーリー軸であり、BAT

MANに対極するもう一人の裏主人公「JOKER」の映画だと言っても過言

ではない。


最初から最後までヒース・レジャー演じるJOKERのミッションにBATMAN

も含め全ての登場人物は翻弄され、蹂躙され、どん底へ叩き落とされる。

JOKERは正義だろうがヒーローだろうが悪徳であろうがギャングだろうが、

全てを敵に回し、懐柔し、洗脳していく。

悪人達でさえJOKERを忌み嫌い怖れおののくか、或いは教祖の様に心酔し

崇めるかの選択肢しか残されない。正義や大儀も見事に悪と憎しみに貶め、

ヒーローはヒーローの座を剥奪される。

おまけに、隠しキャラ「トゥーフェイス」まで、JOKERが……。

あっ、トゥーフェイスって前のシリーズじゃ「MIB」やBossのCMでお馴

染みのトミー・リー・ジョーンズが演ってたキャラクターね。

おっとっと、まだ見てない方がいるかもしれないので。


今までのBATMANものとは明らかに中身が違う。

「SEVEN」或いは「羊たちの沈黙」等に近いテイストが備わった映画。

数年降りにハリウッドの底力を見たように思う。

日本の映画の焼き直しや、日本マンガの原作の実写化ぐらいしかできんのか!

と思っておったのですが、きちんとシナリオ出来るんですね。

ストーリーテラーがまだ生き残っていたんだねぇ。

それにしてもヒース・レジャー演じるJOKERは、私にとって理想的なヒール

(悪役)。痺れるほどカッコイイ!

オススメです。


でも一緒に観に行った家人は「つまんなかった」と切って捨てましたが…。


続編が楽しみになったハリウッド映画なんてもう10数年無いように思う。

けど、残念なことにヒース・レジャーはもうこの世を去ったし、JOKERは次

誰が演るんでしょうね〜?

やっぱ、ジョニー・デップかな?


下北沢にて

海月

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8月後半毎日のように続いた豪雨・雷鳴が、ようやく収まりかけたかと

思った途端、9月に入って暑さが戻ってきた。

残暑とはいえ、こうも気温や湿度が極端に変化されると、なかなか身体が

ついていかない方も多いでしょう。


体力が落ちているせいか、やたらと腕といわず脚といわず身体のあちこちを

何処かにぶつける。多分神経が細かいところまで行き届いてないんだろうな。

と、何となく自覚する。


秋刀魚が美味い本格的な秋の到来が待ち遠しい。

しかしあれやね。

この数年秋が何となく短いように思えるのは私だけ?

夏が極端に嫌いな私としては、涼しく快適な秋が長いほうが良い。

9月いっぱいまでこの暑さが続くんやろな。


というわけで、皆さんに心ばかりのプレゼント。

目に涼しい「くらげ」の画像で涼をとり和んでください。

どうせならRekonnekted Extension Kit:002に入っている

「海月~Kurage」でも聴きながら観てくだされば尚結構。


下北沢にて

海月1小.jpg

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