2008年4月アーカイブ

ブルーマン再び

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仕事場でのことで恐縮ですが、1月にブルーマングループの

公演を見に行って以来、私が周りにその面白さを吹聴して回った

こともあり、既に仕事場での連中が数人観にいったらしい。

その見に行った連中がまた、それぞれの周りに私が言ったことと同じ

ことをレコーダーのように喋り、吹聴して回る。

人数の多い中で起点となったのは明らかに私ですが、

ロングランを続ける大きな要素が、この例に見られるような

所謂口コミという手法であることは間違いない。

私の意識としては、プライベートで関わりのある友人には熱心に

薦めたりするのであるが、仕事場では自分自身の趣味指向を喋る

ことなどほぼ皆無。


つまり、私が周りにその面白さを吹聴して回った…云々と最初に

書いてますが、その言い回しは私の本意ではないのです。

私としてはちょっとしたきっかけで問われたことに対して答えた

だけで、しつこくある男からブルーマンについて訊かれたという

次第。


仕事場の連中は、およそ私の趣味とは遠い方が多く、付き合いで

飲みに行っても、自分が感ずるところの、吟線に触れる話題も少

なく、概ねつまらない時間を過ごすことになることが多い。


そういった状況を鑑みて、歪な情報の出方であっても、

その情報対象が面白くクオリティが高ければ、口コミでも伝染して

いくんやなぁ‥と。


私なんて2回観に行きましたからね。


下北沢にて

スプーン曲げ

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本日の昼、固定資産税というものを支払いに銀行へ行った。

こういった税金がらみの支払いがコンビニでできるようになってから、

暫くぶりの銀行窓口での支払いである。

そもそも汗水垂らして稼いだ金を、固定資産税などというような

意味不明・理解不能な税として掠め取られるという不合理に、

毎年この時期はらわたが煮えくり返る想いをするのでありますが、

今日はそのことが本題ではない。


窓口で135番と印字された紙切れを受け取り、着座して待つこと

11分23秒。待たされているその間、何もすることが無いので、

来客用に点けっぱなしになっている大型テレビを観ると、●HKの

番組が流れていて、お粗末な番組セットが見えた。

超高名マジシャン、ミスター・●リックが出演していて、公開放送の

客席には仕事を既にリタイアされた年代のお年寄り(団塊のちょい上

くらいかな)がズラリと列ぶ。


そこで、みごとな「スプーン曲げ」というより「スプーン折り」を

大勢の観客に言葉巧みに、演出過剰に見せたのである。


昔からこの手のトリック・奇術・マジックというのは延々とテレビで

放映されているのであるが、よく飽きもせず、国営放送で無駄なこと

やってんな〜と。

スプーン折るくらいなら小学生だってできる。

どうせなら軽量鉄骨とかH鋼とかぶった切って見せてほしい。

全国ネットでしょぼいもの流すなよ…と心の中で呟いてしまいました。

スプーンなんて普通に使えば一生ものなのにね。


下北沢にて

EINSTURZENDE NEUBAUTEN

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前の話に戻るけど、

ノイバウテンの`85年日本公演は東京と京都で行われたと記憶して

いるんですが、京都の太秦映画村のスタジオ(といってもでっかい倉庫

みたいなところ)に、見に行きました。

確か中垣氏、梗嬢も一緒だったかな?


所謂コンサート会場的雰囲気とは違い、薄暗い大きな倉庫に、

ステージらしきモノが組まれ、ステージにはがらくたや廃品がどっさりと

オブジェの様に積まれ、そこで何が行われるのか見当もつかない有様。

何故かというと、当時、ノイバウテンのレコード自体があまり出回ってなく、

関西では「はなたらし」や「非常階段」といったグループが出てきてた

ように思いますが、雑誌媒体情報だけが先行していて、ノイズ系だとか

インダストリアル系というカテゴリーもまだ一般には知られていない状況下。


彼等は始まりと終わりくらいしか決めごと、或いは合図があるだけで、

後はずっと即興で叩き、割り、壊し、叫んでいたように記憶している。


このときに見たライブパフォーマンスが、今の自分自身の指向性に

大きな影響を与えたのではないかと思います。

以前書いたSTOMPやBLUEMAN GROUPが好きなのは、ノイズ

パフォーマンスを上質のエンターティメントに昇華・確立しているからに

他ならないのではないか…と。


私は、その太秦映画村のスタジオ倉庫の左後方にあった

「大魔神」(映画ね。それに出てくる巨大な張りぼて)の足下で、

叫び続けるブリクサ・バーゲルトに見入っていました。


下北沢にて

崩壊する新建築

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仕事帰り、久しぶりに自宅の近くにあるディスク・ユニオンへ行くと、

EINSTURZENDE NEUBAUTEN(アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン)

のCDが目についた。ファーストアルバムから最新作(って言ってもいつ頃

なんだろ?)まで全作品が列んでいた。

いやー、懐かしい!ひょっとして今までCD化されてなかったのかな?

よく知りませんが、これまでCDショップで見たことなかったように思います。


で、一番気に入っていたサードアルバム「Halber Mensch(半人)」を

すぐさま買い求め、i-Pod(旧式)に叩き込んだ。


ノイバウテンといえば、80年代におけるインダストリアル・ノイズの重鎮。

私にとってドイツのバンドとしては、クラフトワークを上回るインパクトを

受けたバンドです。

ステージを削岩機(彼等にとっては、これ、楽器です)で穴だらけにして

ぶっ壊したとか、演奏(というかパフォーマンス)する土地、土地で鉄板や

ジャンク、廃品などを収集し、それを音源楽器として使用するとか。

日本公演の時も噂を聞いた会場側が敬遠し、使用させてくれる会場が

なかったため、新聞広告を出してパフォーマンスが出来る会場を探したとか。

およそ、通常の音楽産業やロック系のバンドでは起こりえない、範疇を超えた

伝説を80年代に残したんですね。

そのへんにいる凡百のパンクバンドなんかより、全てにおいてその存在が

私にはパンクでした。

「Halber Mensch(半人)」は、プロデュースがディペッシュ・モードや

ニック・ケイブなんかも手掛けたガレス・ジョーンズ。この人はすごく

丁寧に、当時の機材では難しいであろう音質を見事に拾い上げてます。

先の2枚のアルバムよりは聞きやすい?かも


EINSTURZENDE NEUBAUTEN(アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン)

って、「崩壊する新建築」という意味です。


下北沢にて

三味線

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先の木曜日(17日)、友人のインテリア・内装関連のデザインディレクター

T氏が独立し、会社を立ち上げたのでその事務所開きパーティーによばれ

ました。

T氏とは夫妻共々友人であり、また、会えば何かと話が弾む間柄。

生憎の雨でしたが、ワインを一本ぶらさげて代官山のオフィスまで、

渋谷からてくてくと歩いて行きました。


私が仕事で直接繋がることはないので、顔見せして挨拶だけしたらすぐに

帰ろうと思っていたのですが、何故か引き留められ、アパレル関連や建築

関連のご友人を紹介されました。


宴もたけなわの頃、長身の若い男性がやおら三味線を取り出し、

カラオケに会わせて演奏し始めました。

尾上秀樹という若手のミュージシャンで、かつてはビジュアル系の

ロックバンドでギターを弾いていたらしいのですが、幼少の頃より

三味線藤本流に師事し、準師範の腕だそうです。

尺八の石垣秀基と組み、二人の名前からとった「秀々(hide hide)」という

グループでいつもは活動しているということで、昨年6月20日にソニー・

ミュージックダイレクトから「日本〜Neo Japanesque」というDVD付の

デビューアルバムが発売されてるとのこと。

二人とも20代後半の今風男前。マーケティング的にはアラウンド40から

上の落ち着いた女性層が支持するんじゃないかと感じました。

音は津軽じょんがらや沖縄の島唄とは全然違って、和風ロックポップスの

色合いが若干あるかな。

尾上秀樹氏はきちんとした方で好青年でした。

当然三味線の腕はかなりのものでした。

三味線の音もいいな…と思った夜でした。


下北沢にて

3月の終わりに、友人に薦められて銀座gggに

ブロディ・ノイエンシュヴァンダーの作品を観に行ってきました。

この作家はタイポグラフィの気鋭で、イメージ的には日本で言う

書道家の感覚に近いかもしれません。

ピーター・グリーナウェイの映画に彼の文字は重要な要素として

使われていました。

gggギャラリー自体があまり広いスペースではないので

作品数も少なかったのですが、書道家が描く文字とは違い、

画数の少ないアルファベットを使用した、カリグラフィ的要素の強い

文字メッセージを内包したペインティングといったら判りやすい?かも。

地下では映像作品も上映され、環境的な音源と相まって独特の視点を

見せてくれてました。


このミニ展覧会のためにわざわざ来日したということで、

公開トークショーもあった模様です。

ところで、いっつも展覧会終わってから報告しとるな。


下北沢にて

気になるデザイン

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最近目にしたものでインパクトがあって脳裏に焼き付いている

デザインがあります。

そう、皆さんご存じの[手錠五輪マーク]ですね。

これは、国境なき記者団(Reporters Without Borders)が

使用しているんですが、最近よくTVに映っているので、

ご存じの方も多いはず。

私はもともとイベントとしてのオリンピックにも北京にも

全く興味がないので、何も惹かれることが無かったんですが、

[手錠五輪マーク]、

あのデザインが顕れた途端、聖火リレーというイベントの

わざとらしさや、アスリートの意志とは関係なく、政治が

スポーツを利用してきたことが如実に露わにされたように

感じたんですね。

単一のスポーツとして取り上げた場合、決してレベルが最高とは

言えないオリンピックが、判っていることとはいえ、あまり声高に

非難されないのは、巨大な桁が違う商売として成り立っているからで、

人権問題のみでなく、その商業主義的ナショナリズムに対しての

鋭い指摘のように見えました。


ブログってこういうこと(政治的なこと)書かない方が良いって

知ってるんですが、でも、いいなーあのデザイン。

強烈なインパクト。

冷や水浴びせるようなあの感覚がたまりません。

ロックしてるわ(ちょっと古いか?)。


下北沢にて

4-Dカステラ

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そして極めつけ!  4-Dカステラ!!!!!

これも同じバースデープレゼントでのいただき物で、

分けてもらった逸品です。

心がこもっているというか、熱心に想っていてくれてるんだな、と。

小西氏幸せ者です。

でもアレですよね、

どのデザインもミョーにお菓子に馴染んでるというか

ハマり過ぎ!

そういや、ブルーマングループのグッズ売り場にも

「ブルーまんじゅう」って売ってたな。


下北沢にて

4-Dカステラ.jpg

こにしどらやき

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ありましたありました。

これは確か一昨年の秋にDoorsでやったライブの時に、

常連のお客様(こういう言い方せえへんよな、ふつう。飲み屋や

ないし…)もとい、熱心なFanのかた達から、その当日小西氏の

誕生日ということもあり、お祝いの気持ちを込めて頂いたものの

一部です。

ちゃんと「小西マーク」入ってるし。

食べてしまうのもったいないので、食する前に写真撮っておいた

んでした。


下北沢にて

こにしどらやき.jpg

リコネチョコ

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Elementsの日にすてきなモノを戴きました。

関西ライブの時にはいつもお世話になっているスタッフの

I嬢のお友達S嬢が注文してくれたそうで、

お二人にはいつも助けて頂いてます。

ありがとうございました。

これを見せてもらったとき、思わず度肝抜かれました。

チロルチョコなんですが、モデルさん達にも見せてあげたいです。

こういうのを作ってくれるサービスってあるんですね〜。

もともとバレンタインやクリスマスとか結婚式とか、

還暦の祝いとか、そういっためでたい(バレンタインがめでたいか

どうか賛否あると思いますが…)行事での需要を見込んだサービス

なのかな?

そういえば以前にもあったような…。


下北沢にて

リコネチョコ2.jpg

Elements

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4月6日お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。

当日私はリハーサルを聞き逃していたので、どうなるんだろうと

興味津々でしたが、意外にも?心地良く、また、ノリが良い仕上

がりで、Elementsを聞くたびに思うことなんですが、

音楽は「生もの」「生き物」だと感じます。


trayでの打ち上げは、毎度のことながら、あっちこっちに話が飛び、

図らずも3月2日晴れ豆ライブでは、客席にP−Modelメンツが揃って

いて、そのままステージ上がってたりしたらどうなったんだろ?とか。

中井氏から某氏の衝撃的事実(?)←個人情報に関わることなのでこれ

以上書けません。→がカミングアウトされたり、とか。

本人が居ぬ間に昔のお宝写真がご開帳されたり、とか。

旅帰りの横川氏の土産話←ちょっとだけね→が聞けたり、とか。

あっという間に11時30分頃になってしまいました。


ところで、次の公演ですが、近々またお知らせできると思います。

ご期待下さい。


下北沢にて

Rekonnekted Extension Kit:001

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いよいよ明日は学芸大学trayにて4-D Elements

横川理彦×成田忍

です。


そこで皆さんに大切なお知らせ。

Rekonnekted Extension Kit001

というCDRシリーズが

明日の学芸大学trayで先行発売されます。

これは以前限定発売したライブのオフィシャルブートレグ

とは違い、Rekonnekted挿入曲の別バージョンやら、

アルバムには入らなかった曲のスケッチやら、

mode1が音源として使用している?音ネタやら、

が収められているという代物!

 

1. Kinshasa(Stealthy Report Mix) : Shinobu Narita

2. Zone(Power Injection Mix) : Kenji Konishi

3. Life In The Poler House : Shinobu Narita

+Bonus Materials


手前みそでアレですが、KinshasaZone

Extension Kit001に入ってる別Mixのほうが好きって方も

いるかもしれません。


また、音づくりしてみたい方は音ネタ使って曲作ってみては

いかがでしょう?


下北沢にて

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