2008年11月アーカイブ

帰ってくると

|

21日の早朝から神戸に戻り、家人達のクリスマスプレゼントのために

散財した揚げ句、スッカラカンになって本日東京へ戻ってきた。

下北のマンションに着くと、入り口にクリスマスツリーが飾ってあった。

このクリスマスツリーは毎年恒例で、おそらく大家さんが飾っていると

思われるのだが、毎年飾り付けが微妙に異なる。

東京に限らず、都会なら何処でもそうなのだろうが、いつの間にか

11月の中旬を過ぎたあたりからクリスマスの飾り付けが大袈裟に

執り行われるようになって久しい。

個人的にはクリスマスに特別な思い出もなく、昔からそういったものとは

関係なく仕事三昧だった記憶しかない。そういえば、クリスマスプレゼント

とかってもらった覚えが全くない。忘れてるだけかな?ん〜?

あっ、一つだけ思い出した。20代の頃、アテネやニューヨークを一人旅

してた頃、滞在していたホテルに帰ってくると部屋のサイドボードに支配人

からのメッセージが入ったカードとお菓子が置いてあったりしたな。

なんか、やたらと寂しい思い出。

そういえば、この4年間もクリスマスを家族で過ごすとかないもんね。

仕事ですから仕方ないですが。


で、4-Dはというと、トップページにありますように年明けの1月16日が

年明け活動初日ということで、約1年にわたる「Rekonnektedシリーズの

締めくくりとなるかも?

それと、今年の締めくくりとして10月のライブで既にお知らせ済みの、

クリスマスプレゼントを皆さんにご用意しております。(頼んますよ〜)

これ、誰に言ってるか解りますよね?…・・・・・・・・・・・↑


このところ、何かと忙しくて、夜遅くに、とあるBarでついつい愚痴をこぼして

いたら、同じカウンターの近くに座っていた常連に「僕のような特別何をする

でもない潜在的ニートには羨ましいですよ…」と言われた。

多分それは、無い物ねだりというか、隣の芝は青く見えるってヤツやん。と。

でもね、私は思った。お金持ちで毎日呑み歩けるあなたの方が、喰いっぱぐ

れないあなたの方が、私は羨ましい。


この時期には山下達郎のクリスマスソングが 25年以上定番として流れてくる。

どんなに忙しくても、いくら寒くなっても、街ゆく人達の装いが厚みを増しても、

年末だな〜と感じることはあまり無いのだが、流石に私でも山下達郎の

「サイレントナイト〜♪ウォウォウォ〜、ホーリーナイト〜♪」が耳に入ってくると、

今年も後少しか、冬になるんだなーっと思ってしまう。

ん〜、いかがなものか?


下北沢にて


Pupa

|
Image001.jpg
こういう人達の存在することすら知らなかったんだけど
前々日に知り合いに誘ってもらい、Pupa見てきた。
原田知世の前にコントローラーとかあるのが、なんだか不思議な感じがした。
しかし、せっかくフライヤーとチケットの写真撮ったのに
汚いなぁ…
実は、カーソルが勝手に動いて、訳のわからない変換や送信を自動的に
行ってくれるので、数日前からNOKIAは修理に出てて
古い代替機使った。

太郎さんの作品、東京へやって来ましたか。
僕も作品群自体には、そんなに感銘を受けた覚えはないけれど
彼自身の内にあるスタンスや、外へ向けての言葉には
非常に興味深いものがある。
近所にタロラーが住んでいて、昔から元気無くなったとき
東京までタロさんの作品見に行って、元気もらって帰ってくるって言ってた
この作品見たいけど、クリスマス会なくなったから、来年だな

芸術は爆発だ!

|

「芸術は爆発だ!」の名台詞で有名な芸術家、故・岡本太郎氏の作品

「明日の神話」が、昨日から井の頭線とJR線の渋谷駅連絡通路コンコース、

マークシティの大壁面に出現した。

元々、氏がメキシコに残した壁画作品ということで、幅30m/高さ5mに及ぶ

超大作。なので、彼の地メキシコで発見された数年前に話題になり、岡本太郎

財団だったかに返却されるということになったのであるが、財団が運営する

美術館には収まりきれず、展示委譲先を探していたそうで、電鉄会社がたまたま、

丁度良い空きスペースがあったよ!と手を挙げたということなのか?

私は毎日この前を通るので、お披露目の記念としてケータイで撮った。

朝通った時はまだベールに包まれたままでしたけど。


岡本太郎氏といえば、私くらいの1960年代生まれは誰でも知っている、

「太陽の塔」がすぐ頭に思い浮かぶ。万博のシンボル、そうアレである。

特に関西生まれには知らない人はいないという作品の著名度。「太陽の塔」は

かつて万博が行われていた1970年、内部に入って中を登ることができ、内装も

人類の進化だか生命の樹だかで、いかにも岡本太郎していた。

老朽化しているので取り壊すとか壊さないとか揉めていた時期もあったり、

年に一回だけイベントがらみで内部が公開されたりと、制作されてから38年

経った今も、何かと話題に上る大阪の「通天閣」と並ぶ塔なのである。


岡本太郎氏の作品が特別好きなわけでもないし、リスペクトしている訳でもない

のだが、その強烈な人物としての個性には、何故か子供の頃から惹きつけられ、

憎めない面白さを感じていた。

純粋な芸術としての作品スケールが、単にデカいというだけでも、日本人として

の規格を大きくはずれているのが見て取れる。

私の中で勝手に定めている日本奇人チャートというのがあり、岡本太郎は黒澤明、

大屋昌子、ドクター中松、南方熊楠と並び、トップ5に君臨している。

寺山修司、横尾忠則、渋沢龍彦、三島由紀夫…等々他にも奇人と呼べる人物は

多々いるのだが、天真爛漫で大きなスケール感ということにおいて、他の奇人達

を寄せ付けない明るさがあるのではないか。

何せ「グラスの底に顔があってもいいじゃないか!!」と宣った人物なのだから…。

そのグラスで一杯飲みたいものである。


下北沢にて

明日の神話.jpg

クリスマス会はしません

|
恒例のクリスマス会なんだけど、「会」が大好きな自分としては
この間までやるつもりで居たんだけど、今年はやらないことにしたよ
その代わり新年の「会」ってのをやろうと思って、調整中…
今年は久々に大阪にいて、盛大なクリスマスパーティーを(嘘)

昨日は、久々にミナミのSOCIOでDJのまねごとをした。
EBMばっかりガンガンにかけて…
イベントは往年のNWって言うのか、A.C.E.やら
絶対一緒にやったことはある筈なんだけど、ライブは覚えていなかった
ミンカパノピカとかアリスセイラーとか
全然知らなかった若い世代のNWな感じの人たちとか
あぁ、こういう音楽やってる人が居たんだと思った。
そしてそれを集大成したSOCIOはスゲおもしろいなと思った。

夏にドイツ行ったときにプレスエリアでもらったコンピCDに収録されてた
End Of Greenって日本でもブレイクしてるの?
End Of Green

先日EBMな選曲にコソッと紛らせてかけたんだけど
POPな感じが良いなと思っている。
夏のドイツでのコンサートにも出てたんだけど</br> metal系とエレクトロ系は、飛行場を使って行われたコンサートでは
一日交替で滑走路と格納庫だったので、見ることが出来なかったんだよ。

晩秋の考察

|

仕事に忙殺されている間に11月の初旬を過ぎてしまった。

街行く女性達の装いも秋から冬へと本格化し始めた。

一言で言えば「寒く」なってきたのであるが、「寒い」のは何も

季節だけではない。不動産・動産の評価が下がり、企業がバタバタと

倒産し始め、お金が回らなくなって誰しも懐が「寒く」なって来た。

株価が下落していくということは、企業などが設備投資出来なくなって

経営が圧迫され、人件費を削ることによって企業体を生きながらえる

という手法を選択していく。ということはお金の余剰金が回らなくなり、

目に見えるところに資本を投下せず、見えないところにしかお金を

注ぎ込まなくなる。

派遣社員・パートタイマーで糧をえている人達は真っ先にその煽りを

受ける。バブルでもなんでもなくこの20年間ずっと不況感しか感じな

かった人って沢山いるはずだ。

小林多喜二の「蟹工船」が若いワーキングプアの支持を受けたり、

共産党員が激増しているなどというのはまさに経済の没落を感じさせる

アラームなんだろう。

ちなみに私が持っていた小林多喜二「蟹工船」の古本を、下北の

古書買い取り専門店に持って行くと10円で引き取ってくれた。

スタバでお茶も飲めない買い取り価格だが、それでも良心的だなぁ、と。


あと「寒い」のはこないだ逮捕された大物プロデューサーTKや、

金髪豚野郎と落語家の元夫を揶揄した、つまらない落語家の次女の

おばはんなどをバンバン映像で流し、番組に出演させたりしている

テレビメディア。特にTBSは酷い。

番組制作や経営陣が世の中を舐めているとしかいえないような、

団塊の世代の体臭が映像を通して臭ってくるようで、音を流さずに

映像を点けていたのだが、激務に疲弊した精神にはその下品極まりない

映像もついに必要なくなった。この国のマスコミは品格というか

礼儀作法がなっていない。見ていると自分が馬鹿になっていくのが

実感出来る。映像感染するウイルスのようなもの。

メディア・リティリング出来ない人達や子供にとっては、毒には

なってもクスリや知恵にはならないのではないか。

そんなことをふと考える晩秋。


下北沢にて

このアーカイブについて

このページには、2008年11月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2008年10月です。

次のアーカイブは2008年12月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.01