チャンネルをまわすと

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ばたばたと仕事を済ませ、「あ〜しんど。」って感じで自宅に戻り

テレビを点けると何処ぞで見知ったお偉いセンセイ方が茶番を演じ

ている。

どのチャンネルをまわしても、自己顕示欲の固まりのような顔相を

した、間違っても美しいとは言えない薄ら寒い作り笑顔のセンセイ

方が、自分の言ってることの意味すら解ってない出鱈目を公共の電

波映像に乗せて捲したてる。

テレビを見ていることが非常に面倒で気分が悪い。こう感じている

向きは意外に多いのではないかと感じる。

面白いかつまらないかは別にして、安っぽい作りと下手な脚本のド

ラマ、クイズ番組、お笑いバラエティ…くらいしか、私のテレビに

は映らない。


で、何を見ろと言うのだ!

と、憤慨しても仕方がないのでケーブルテレビに加入しているのだが、

これのチューナー専用のリモコンを壊してしまったからさぁ大変。

本当に見るモノが無くなってしまった。

時折ニュースやドキュメンタリーを音声付きで見るくらいで、他は

殆ど音を消している。

部屋にはステレオとか気の利いたモノがないので、まれに洋楽(MTV

みたいなやつ)を聴くくらいだ。

テレビは私達からすると「窓」みたいなもので、日々その風景が故意

に捏造されるという点を除けば、存外便利で情報利用価値が高いの

であるが、年々私の生活の中で、この「窓」というか「受像機」の重

要度がオリンピック後の中国株と同じように右肩下がりとなっている。

まぁ当然といえば当然である。作り手のお粗末な意識が見え見えなの

だから。

それにわざと乗ってしまい、遊びの道具として位置づけしてしまうのも

悪くないのかもしれない。(かつての韓流ブームとかね)

ただ、私には何か煩く苛立たしい「窓」になっているのだなぁと感じる。


仕事の合間に話をしていたりすると誰がどこから情報を得ているのか

ということがよく解る。テレビ中心の会話になるとついていけないことが

ままあり、ぼ〜っとタバコを吹かしながら、

「私はね、あなたとはちがうんですよ!」

と心の中で呟いてみたりする。


下北沢にて

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このページは、press_4dmode1が2008年9月10日 22:53に書いたブログ記事です。

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