嵐を避けるにはその進行方向から逸れるしかない
オーストラリアを襲ったフェイズ5の超度級サイクロンの被害を最小限
に止めることが出来た大きな要因として、Facebookを利用した情報伝達
が有効に機能したらしい。
成程。妙に納得してしまう。
このところ、ほぼ毎日のようにSNS関連のニュースが取り沙汰
されていて、その多くは旧メディアが予想も出来ない社会への圧倒的
で迅速な影響力についての記事が目立つ。
先日4-DスタッフのIちゃんが下北でイトケンさんのライブを観た帰り、
ライブハウスまで迎えに行ったその後の食事中に、「twitterのおかげで
本当にいろんな人達と簡単に連絡できて繋がれるようになった。突っ込み
も入るで(笑)」と力説された。
「twitterやったらいいのに!」と薦められたが、まぁ、なにぶん根っか
らの面倒くさがり屋なもんで、ちょっと難しい。
もう一つは日頃忙殺されているため、一人になって孤独を守らなければ
精神的に保たないな、という理由がある。半世紀も生きてると、自分では
抱えきれないほどのシガラミを背負っていることに気付く。
今更仕方ないのだが。
ヒトとヒトが繋がる事に因って意味が生じるSNSの世界観は非常に魅力
的だが、個人的にはまだ必要としていないのだと思う。
たぶん、今くらいの情報との距離感が現状はフィットしているのだと感
じる。様々な難問を解決していくのに、全てを正面からぶつかっていては、
流石に保たない。
その進行方向から逸れることも必要だということかな?
下北沢にて