仮装行列
魔女、メフィスト、小悪魔風ゴスロリ、ミニスカのハチ、虹色アフロ、
金色アフロ、赤アフロ、青アフロ、赤いピエロ、青いピエロ、黄色いピエロ…。
昨夜下北の南口へ向かう商店街で出会った人々である。
普段この街では見かけない装いだ。
つまり、仮装しているわけで、ハロウィンなワケである。
まだまだこんなものじゃない。
ガチャピン、ムック、プーさん、←この辺は着ぐるみ…というより寝間着?
ジュリ扇ミニスカ、髭面もひかん男のセーラー服、山海塾風白塗り、
ともだち(20世紀少年のアレね)←この辺はウケ狙いだろうが…ハズしてるんでは?
ラムちゃん?サイヤ人?沖田艦長?←この辺まで来るとハロウィンじゃなくて
コミケちゃうの???
兎に角こういった類の仮装した男女が次から次へと擦れ違った。
何かイベントか、パーティー等が複数催されていたらしい。
駅近くまでいくと、
大声でマンガを読む男(漫読さん)、赤いティアラ風もひかん男、弾き語りの少女等
がいつものようにいたのだが、何故か普段よりも異彩を放ってはいない。
流石の彼等も、この仮装行列には影が薄く感じたのかもしれない。
まぁ、そのような仮装をして楽しそうな若者達を尻目に、知人と下北で最近噂に
なっているカレー屋さんへ行った。ここのカツカレーは¥1,500と少々値が張る
のだが、非常に美味い。
その後に馴染みのBarに呑みに行ったのだが、マスターにある雑誌を手渡された。
「NODE」という雑誌で、コンセプトは「アートと社会をつなぐビジネス
カルチャーマガジン」ということだ。
これまた、知人のエディトリアル・デザイナーがこの雑誌の数ページの記事と
広告のデザインを手掛けたので、私に見ておいてほしいと、今売り出されている
No.8をお店に預けていったらしい。
美しく洗練された雑誌で完全な大人向け。「あぁ、プロの仕事だな」と一目瞭然
の出来である。ほんとよい出来です。
そして私は知人が未だ読んでいない北方謙三版「水滸伝」の説明と解釈を延々と
しゃべり続けていた。
知人曰く、「読む手間が省けてええわ」
下北沢にて