ワールドカップ?
サッカーである。
先日のオランダとの親善試合、今日のガーナ戦といい、岡田ジャパン
とか呼ばれている日本A代表がこれだけ弱いとワールドカップを辞退
した方が恥をかかなくて良いのではないかと思えてくる。
私はサッカーには詳しくないし、競技としても野球ほどこなした経験
がないので単なる愚痴にしかならないが、野球などと違って競技を映
像で俯瞰して中継を観ることが出来るので、素人でも解る事が多くある。
点を取れる選手を出さず、「全員で守り、全員で攻撃する」という監督
の戦術とも呼べない発想があまりに貧困だ。
パスを繋いだり、バックパスしたり、反則をもらってセットプレイする
しか脳がないのなら、ボールを蹴る醍醐味や攻撃のカタルシスなんて
望むべくもない。たった今気の緩んだガーナの2軍に4ー3と勝ち越し
たところだが、オランダの新聞が書いていたように、ストライカーと
して本田を活かすことができない日本のサッカーは魅力がない。
守っているだけでは勝てないのだから。森本が代表の招集に魅力を感じ
ないのも解る気がする。点を取る単純な作業を無理に複雑にして、個人
技をないがしろにしているからだ。
日本のサッカーはアジアでは通用しても南米やヨーロッパには確実に負ける。
オランダ戦は3年前のオーストラリア戦を観ているかのように、同じ負け方を
している。3年前と同じような戦略にまんまと嵌って、シャットアウトまで
されてしまった。世界レベルで見れば、日本のサッカーの弱点は大きな穴と
して見えるのだろう。
明日のスポーツ紙は日本大逆転!とかって盛り上げるのだろうが、
小学生の試合のような親善試合に出ていた選手達が一番実力と戦術の違い
を感じているのだと思う。
このままでは予選リーグで1勝出来るかどうか疑問である。
我の強いストライカーを村八分にするマスコミや指導者がいるようでは、
誰も自分でゴールを決めようとしない。俯瞰して物事を見る目をサッカーの
指導者には養ってもらいたいものだ。サッカーは点取りゲームなんだから。
下北沢にて