辿り着いたら
この年末年始は、いろんな人達と会える機会となった。
いうまでもなく酒を飲んだのであるが、
4-Dのメンバー・スタッフはもちろんのこと、さまざまな
かたちで4-Dを支えてくださるかた達、仕事関連、神戸での
友人や呑み友達、お店関連、東京での友人や呑み友達、
お世話になってるお店のかた達、また、デザインの教え子達…。
数え上げればキリがないが、それぞれ一緒に過ごせる時間は
ほんの数時間で僅かなものだが、その僅かな時間が非常に濃密で
かけがえのない時間のように思えた。そして自分にとって最も
重要な家人達の存在も忘れてはならない。
こういった人達との繋がりが無ければ、私のような適当人生を歩む
ものにとっては、社会との接点を保つことができないのだなぁ、と、
つくづく感じ入る。
悲しいことを悲しいと感じない。寂しさを寂しいと感じない。
嬉しいことを嬉しいと感じない。そういった、明らかに何かが
欠け落ちていると感じる自分にとって、
「そこに居ていいよ」と言ってくれる人達の存在はあまりにも大きく、
そして有難いものなのである。
財産とか人生とか言えるものは、私にとってそういった人達のことを
指すのだとここ数年思っている。思っていると言うより、そういう
考えに辿り着いたと言うべきか。
何れにしても有難いことに代わりはない。
1月16日には、また、そういった仲間や友人達との会合が待って
いると思うと、何故か心が満たされる感覚を覚える。
10日後ですが、浅草で未だ見ぬ何かに出会えることを願いたい。
下北沢にて