メルトダウン

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冷蔵庫がスッカラカンになっていたので、近くのスーパーに買いだしに

出た。まずはクリーニングを出すついでに駅北口のピーコックへ行って

見るとパンや野菜、惣菜などの類が殆ど売り切れていた。

野菜不足は困るので本意ではないが、プロパー価格でサラダのキットを

2食分購入。

そして南口のスーパーオオゼキにて食料品と保存食を買った。

どちらの量販店もお客さんで溢れかえっていた。

流石に昨日の強烈な揺れで、食料品や医薬品、日用品のまとめ買いを

どの方もしているように見える。買い物かごは溢れんばかり、レジには

長蛇の列。無理もない話である。


経験から助言すると、次の大きな余震が来た場合、今は使えている生活

ライフライン(電気・水道・ガス)が物理的に断たれる可能性がある。

そうなった場合、重要なのは水の確保及び火と水での調理が必要ない保

存食品が貴重な存在となる。


一度生活ライフラインが断たれると、短くて2日、長くて10日は使用で

きないと考えて、その間困らないように飲料水の確保と常温で保存でき

る食品を買っておくべきである。

食品については、少量でもカロリーが高いクッキーやチョコレートなど

が理想的で、生ものや生鮮食品、冷凍食品、チルド食品は、生活ライフ

ラインが断たれる前に処理すべき。電気が使えないとどうしようもない

からね。腐っちゃうし。


福島第一原発でどうやらメルトダウンが始まってしまった気配がある。

空気中にセシウムが観測されたらしい。

自然の中には存在しないセシウムは、人類が造りだした最悪の超度級猛毒

であることはあまり知られていないようであるが、これが放射線として外

部へ漏れると、規模にも因るがそこから半径数十キロは生物が生活するこ

とは出来ない。もちろん人間もだ。

核燃料棒の冷却が成されず炉心溶融を起こすという原発事故としては最悪

のシナリオだ。

嘗てアメリカの「スリーマイル島事故」、旧ソ連時代の「チェルノブイリ」

がそうであったようにだ。

放射能事故はウイルスと違って一旦広がってしまうと収拾がつかない。

セシウム137の半減期は30年。

セシウム135の半減期は2300年。

半減したからと言って、ヒトが生活できるわけもない。いや、それ以上に

2300年後もヒトが存在しているとは思えない。

被害が極力少なく、犠牲者が出ない事を祈るしかない。


下北沢にて


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このページは、press_4dmode1が2011年3月12日 17:59に書いたブログ記事です。

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