月に囚われた男/Moon
私の休暇で一番長いのが、年末年始に掛けての1週間。
今年は、初めて神戸の自宅で過ごすことになったので、年末などは
数十年振りに「紅白歌合戦」なるものを鑑賞したり、家人に合わせて
大人気の「嵐」の番組とかを観なければならなくなった。
「イヤなら観なけりゃいいジャン」というところであろうが、様々な
事情によってなかなかそうもいかない。
しかしTVを観ていても直ぐに飽きてくるので、ならばDVDでも観ようと
3本ほど借りた。
そのうちの1本が「MOON/月に囚われた男」。
サム・ロックウェル主演、監督はあのデヴィッド・ボウイの実子
ダンカン・ジョーンズ。
内容を詳しく云うと面白く無いので伏せるが、月面基地で一人寂しく
仕事をする男のストーリーである。
主人公に及川光博(一人三役)を起用した、中嶋莞爾監督作品「クローンは
故郷をめざす(The Clone Returns to the Homeland)」と非常によく似た
テイストの映画であり、私の個人的な趣味に合致する映画であった。
こういう風に書いちゃうとネタばれしてしまうが、設定はかなり違っている
ので心配は杞憂である。
まぁ、派手なドンパチも無ければ時間に追い立てられるストーリーでもない。
しかし、何か心の中にささくれ立ったものが残る映画である。
観る価値は充分にあると思う。
さて、レッドクロスのライブまで後2週間ちょっととなった。
プノンペン・モデルとの対バンはかなり刺激的なモノになるはずだ。
乞うご期待!!
下北沢にて