虹
今日の夕方、仕事中にオッさんや女性達が窓際で
なにやらザワザワと騒いでいる。
何事かと思っていると、
「すごく大きな虹がでてますよ!」
ということだった。
それが下の写真であるが、実際は写真よりずっと
スケール感があって鮮やかだった。
東京で見る虹はこれが初めて、ということで写真を撮った。
何かお得な気分、意味無くメールに添付して誰彼おかまいなしに
送りつけたくなる。
数年前に神戸の自宅ベランダから夕立の後を見ていると
素晴らしい見たこともないような虹を目の当たりにした。
半円弧の虹が2重に架かっていたのである。
手を伸ばせば届きそうな、すぐ目の前にあるようにも見え、
遙か彼方に架かっているようにも見え、パースペクティブを
失った感覚を堪能した。
私の体験の中でも一風変わった出来事で、それ以来、あれほど
珍しく、見事で、美しい虹を見たのは未だかつて無い。
そういった記憶が自らの中に刻まれているのは一つの幸福で
あると考える。その時、その場所に立ち会えたからこそ
味わえる事ができる、掛け値なしの至福。
先日のレコーディングもそうだし、ライブだってそうなの
だろうと思う。
私が帰った後、くつろいでいた小西氏が修羅場を迎えた(笑)
というのも是非見たかったものである。
下北沢にて