歴史的な一日

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もちろん、アメリカ第44代大統領バラク・オバマ氏就任式の事

なのであるが、アメリカという国家の演出力や言葉の豊富さには、

やはり、舌を巻く。

実写版ハリウッドムービー。良くできたストーリーである。


日本で自民党から民主党に政権が変わったとしても、国内の

マスコミでさえこれほど注目はしないだろう。

アメリカは「Change」というバラク・オバマの魔法の一言で

大きく動いたが、日本人、特に老人は「変化」を拒絶するし

それを好まない。

だから、誰がどの政党が実務をとっても大して変わらないことを

我々は既に知っている。

だが、この不況の貧しさの中で、小林多喜二の「蟹工船」が売れたり、

北方「水滸伝」が支持されたり、三国志を題材にした映画「レッド・

クリフ」がヒットしたりと、国内の若い世代が覚醒しはじめている

兆候が見られたりもする。

分水嶺というか分岐点。

折しも革命家「チェ・ゲバラ」を題材にした2本の連作映画がタイ

ミング良く封切られているのも何か偶然とは思えない。

急逝した有名なアクターが言った言葉で、

「この世に偶然なんてないんだよ。全てが必然なんだ」

という語録がある。そのとおりだと思う。


次世代の優秀な政治家が存在するとしたら、その人物はネットを

巧みに使い、多くの人心を捉える手法を編み出さねばならない。

今朝、目黒駅の西側で”佐藤ゆかり”というTVでよく見かける議員が

街頭演説を行っていたが、もう、そんなマスターベーション的

パフォーマンスでは、誰も振り向かないこと判らないのだろうか?

と思う。

液晶画面の中で”ひょっとこ顔”が消費税率の引き上げを嬉しそうに

宣っているが、我々の負担が増えるだけに過ぎない。経済は冷え込む、

無策と一緒。

「変化」するわけがない。

なぜなら歴史的に見て圧政を敷く強烈な独裁政権か外圧でしか、

日本が「Change」することはないのだから。

バラク・オバマの外圧に期待するか〜。


下北沢にて

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このページは、press_4dmode1が2009年1月21日 21:50に書いたブログ記事です。

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