土用の丑
といえば、うなぎ、である。
本日の仕事を終え、下北沢駅に降り立ち、北口目の前にある
大丸ピーコックへ晩餐を求め入店したが、やはり目につくのが
鰻弁当である。
夏バテか、流石にこの一週間食欲が落ち、夏に極端に弱い私と
しては多少なりとも栄養価を上げ、知らぬ間にそげ落ちた1.5kgを
取り戻さねばこれから40日は続くであろう猛暑を切り抜けられない
のではないかと考え、買おうかどうしようか迷いに迷った。
何しろ1,150円である。
私にとって基本的な晩餐の金額としては破格であるが、
しかし、浜松産いわゆる人気の国産鰻であり、粗悪な中国産では
ないのだ。
ならばこれは「買いだ!」と勢い込んで購入した。
実をいうと私は無類の「うなぎ好き」なのである。
うなぎの何が好きか?と問われれば自分でも何故好きなのかその
理由は定かではないのであるが、兎に角好きなのである。
かつて海外へ行く折に、搭乗する前には成田空港のレストランで
必ず鰻丼或いは鰻御膳を所望している。
何故か?
航空機事故などの最悪のケースを想定し、
「あ〜あれ喰っときゃよかった!」と悔いを残さない食い物は何か?
と22歳の時に真剣に考え、熟考し、熟慮した結果、私が辿り着いた
結論が「うなぎ」だったのである。
新婚旅行の時にもたしか、妻と一緒に成田空港でうなぎ喰ったし。
つまり私の場合、航空機に乗る前に覚悟を決めていると云っても過言
ではない。
じゃあ、うなぎ喰ったら墜落しても良いのか?というと、そういうこと
ではなく、私にとっての一種のジンクスみたいになっている。
所謂「勝負飯」というヤツか?(ちょっと言葉のニュアンス違うか?)
昨晩の地震のせいか、エアコンから室内に水が漏れたりする。
そういった嫌なことが遭ったときにもやはり「うなぎ」だ。
明日の仕事絡みの呑み会で、散々っぱら高めの酒を頼み、必ず割り勘
にしてやる。そうすれば、今晩の鰻弁当代は捻出できる、はずだ。
下北沢にて
