どすこい!!

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「こむら返り」の痛みも一晩寝ると少し退いて、今日は午前中から

生憎の雨の中、所用で渋谷へ。

東急ハンズで写真用のプリント用紙を買った後、書店へ寄り、

今読んでいる19巻にも及ぶ本の3巻目を所望する。

家に居ると、仕事や日常の営みの中で日中の時間が過ぎてしまうので、

すぐ適当な理由を付けて外出する。

特に休みの日は、本日のように雨ならいいのですが、一日中パソコンに向かっている

こともあるので、晴れた日だと何だか損したような気分になる。

家でジッとしているのって、基本的に好きではないんやね。


何故プリント用紙を購入したかというと、4−D用に撮った写真をA4サイズに

プリントしてしまわなきゃならない。

何故プリントしなければならないかというと…おっと、本題ではなかった。

このことはまた後日に。


渋谷で井の頭線に乗り、日中であるにも関わらずごった返す人の数。

気がつくと吊革にぶら下がっている私のすぐ隣に、2メートル近い身長の巨漢。

おまけに身体の厚みはゆうに私の倍は凌駕するであろうと思われる巨軀。

あの「安田大サーカス」というお笑い芸人のヒロちゃんを彷彿とさせる風体。

「こりゃすげえな。」などと思いつつ、こいつはただのデブではない!

柔道家或いは相撲取りの類か?と思いつつ、下北沢に近づいてきた。

しかもケータイでメールなどしたためておる次第。

その時点で私はコヤツのことを心の中で「どすこい!!」と命名していた。

「どすこい!!」!う〜ん良い響きである。まさに言い得て妙とはこのこと!

と悦に入っていたのであるが…。

そこで気が付き考えるに、もしコヤツが下北沢で降りなければ、私は無事降車

出来るのであろうか?


「こむら返り」の呪いは日が代わっても続いていたのである。

下北沢でコヤツは降りなんだ。降車口一杯に占拠しているコヤツの巨軀は私を含め

多数の降車人を車内に閉じこめ、滞留させそうになったのである。

「すいません!」「ちょっと通してください!」という言葉が私を含め多数の口から

発せられたにも係わらず、コヤツはケータイに夢中で、ほんのこれっぽっちも自らの

巨軀を翻そうとせず、はからずも降りようともしない。

仕方ないので私ともう一人50代の壮年男性がショルダーアタックをかました。

「おぅ!」と低く呻いたかと思うと、ようやく車外へ片足だけ。

その脇をすり抜けるように、高校生や若い女性、おばさん達が車外へ、

もう一度アタック!

ようやく車外へそのシロサイほどもあるように思える巨体を追い出したが、

懲りることなくケータイに夢中!

流石「どすこい!!」!

先に降車したおばさんが、「山みたいに大きいねぇ、お相撲さん?」

私は胸中「そのままやンか?ひねりはナシか?」と突っ込む。

南口へ向かうついでに観察していると、「どすこい!!」はその電車に再度乗車せず、

ますますケータイに夢中!

この鈍さ加減、やはりただ者ではない!

この環境に優しくない「どすこい!!」。しかしどこか憎めない。

流石「どすこい!!」!

ますますケータイに夢中!


ごっつぁんです!!


下北沢にて


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このページは、press_4dmode1が2007年11月10日 23:57に書いたブログ記事です。

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