BAUHAUS
招待券を戴いたので、パナソニック電工汐留ミュージアムにて開催
されている「BAUHAUS TASTE - BAUHAUS KITCHEN」を見に
行ってきた。
私がデザインというモノを生業にしている以上これは見なければな
らない展示であり、「BAUHAUS」から私が受けた影響というのは計り
知れない。
イヤ、グラフィックに限らず、アーキテクト、プロダクト、インテリア、
演劇舞台、デザインを生業にしている者にとって「BAUHAUS」という
のは90年間に亘って大きな影響を与えてきたし、今もその影響下にある
モノは驚くほど多い。
私の原体験はおよそ31年程前、まだ10代だった学生の頃に遡る。
オスカー・シュレンマー、パウル・クレーあたりが入口だったように
記憶している。
今回の展示はパナソニック電工汐留ミュージアムということもあり、
キッチン周りや女性の日常生活が劇的に変化を遂げたというところから
の視点によって切り取られているが、それでも充分面白い。
よくBAUHAUS のデザインは直線的で男性的であるというのが定説で
語られるが、それはある一面にしか過ぎないことがよく判る。
BAUHAUSには女性の学生も大勢いたのだ。
芸術と呼ばれるものを、否定するつもりはさらさらないのであるが、
無くてもヒトが生きていくことに何の差し障りもないのが現実だ。
つまり独りよがりの芸術は、他者からあまり望まれることは多くないと
いうことは自明の理であり、多くのアーティストはその壁を越えることが
できないのも現実である。
しかし、BAUHAUSにはそういった芸術の在り方ではなく、ヒトの
生活に根ざした合理性を追求することによって芸術を活かしていく
という、冷徹な視点に立ってモノ造りする学校として存在していた。
究極のところ、芸術は全て「建築」に帰結するというのが根本の考え
方だ。
う〜ん、成る程。非常に共感できる内容だ。
来週12月12日まで
下北沢にて
[2011 4-D Parallelogram Calendar Dawnload]
●「2011 4-D Parallelogram Calendar」は「DENKMAL」を
ご購入されたお客様のみダウンロードいただけます。
●ダウンロード用のパスワードは「DENKMAL」の中に印字され
ています。
●ダウンロード用のデータには12種類のパラレログラムカレンダー
ピースが圧縮されています。
印刷して切り取り、「DENKMAL」に差し込んで卓上カレンダー
としてお楽しみください。
●印刷の際には、インクジェット対応の厚手写真用プリント用紙・
厚手の光沢紙がお薦めです。