press_4dmode1: 2010年1月アーカイブ

20kgの壁

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ドイツ行く前は、この20㎏の壁に悩ませられる。
重量制限である。
この前のドクターとのお茶会でも話題に上ったのだけれど
機材がある場合の、このハードルは高い。
例年のゴシックフェスに行く折には、期間が短いし、なんの心配もないんだけど。

必要最低限の機材と安全性のアンビバレンス…
軽いトランクならば、当然多くの物を詰められるが
安全性を重視したへヴィーデューティーなトランクは、軽量化と言っても
それなりに本体重量が重い。
おまけに、夏場と違って-18℃に耐えられる寝袋も重い…
安全を取るか、軽量化を取るか
難しいところだ…
夏場はトランクの許容量の限り荷物を詰めたのだけれど
昨今厳しくなった重量制限に引っかかり、洒落にもならないほど
超過料金を取られた。

あと数日、持ち物に悩む
どうせ最終的に詰めるのは、前日の夜に徹夜してなんだけどね。
そして飛行機の中では、ワイン飲んでひたすら眠る…

今回は二回くらいライブもする予定
一つはHins und Kuns (ちょっと馬鹿げた名前)の
古い東ドイツ時代のビルを、自分達でリニューアルしたライブハウスと
Holgerが写真展をやる、DarXityってゴス服売ってる店でコラボをする。
ゴスイベントのスタッフとも会って、最新情報を入手予定。

えらい人もやってるトレンディーなTwitterもやってみようかと思ってんだけど
日本じゃ馴染みないSMSから、ドイツベースで更新できなくては、面白くないよね











4-D Elements ―Recording Process―

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で、Dとなると都合良く4−Dになるわけで、此処を訪ねて

くれる方には概ね予想通りの展開(笑)になるのだが、

トップページにあるように4-D Elementsで今年の4Dは動き出す。


タイトルにもなっているので以前経験された方もいるのだが、

mode1の音源を楽器・無機物・電子合成音以外で、そう、人間が

放つ音源の採集が目的でもあるミニイベントとなる。

そして当日残念なことに小西氏はドイツ滞在中ということなので

参加は出来ないが、ひょっとしたらドイツで収集された音源を送っ

てきてくれたりするかもしれない。

多少実験的ではあるものの、同じものを再度再現できないアグレッシブ

極まりない、また、心地良い空間を音と映像で満たす予定である。


先般打ち合わせでUPLINKを訪れた際、隣のカフェで食事をしたのだが、

これが結構美味い。ライブは20時30分からなので、早めに来て軽く

食事を摂るということも出来る。

ちょっとオシャレな気分で楽しんでくださることを期待します。


下北沢にて

黒猫チェルシー

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A…ACIDMAN、B…BOOM BOOM SATELLITESと、アルファベット順に

きたということは、当然次はCとなる。

ということで「黒猫チェルシー」だ。←チェルシーね!

先般の4-Dの打ち合わせで何故か私が話題にした、非常に気になるバンド

なのだ。

ACIDMANにしろBOOM BOOM SATELLITESにしろ、その楽曲やずば抜け

たPVの映像的カッコよさという、エッジの起った部分が私には引っ掛かっ

たのであり、何十回も聴いているにもかかわらず、誰がメンバーで演奏して

いるのか全く覚える気もなければ興味もない。つまり、ミュージシャンの

キャラクターには特に惹かれるモノやそのバックボーンに食指が動かない。

のであるが、この「黒猫チェルシー」においては、その楽曲に特にそそられた

わけでもなく、また、映像的な側面での美観に注視したわけでもない。

じゃ、何にってぇと、そのキャラクター性とバンド名に「ニオイ」を感じた

のである。   

じゃ、どんな「ニオイ」かってぇと、1970年代末期から1980年代初頭の

「ニオイ」つまり、国内でのパンク・ニューウェーブ黎明期の「ニオイ」

にほかならない。

彼等はまだ10代で、昨年春に高校を卒業したばかりという。

中学生の頃から「犬」を聴いていたらしい。この時代に…である。

そのパフォーマンスはかつて町田町蔵(現小説家:町田康)が在籍していた

「犬」を手本として意識したものであり、彼のパフォーマンスをコピーした

ヴォーカリストは多々いたはずだが、これほど様になる連中はちょっと観た

ことない。良くも悪くも「犬」「町田町蔵」を手本とし、そのフォロワーと

して、日本のマーケットに10代でデビューした、ことに強く惹かれてしまっ

たのである。それともう一つ、彼等は神戸出身ということで私としてはどう

しても判官贔屓になってしまうのも事実。

下手したら自分の息子くらいの年齢であっても不思議ではない彼等に、何か

シンパシーを感じてしまうのは私だけではないように思う。

「犬」というネーミングは自虐的だったが、「猫」は自分中心で気まぐれで

ある。美味い話がないと、おいそれとなびかないし擦り寄っても来ない。

どんなしたたかさを持った「黒猫」なのか見守っていたいと思う。


話は変わるが、あの時代の空気の中で、関西の雄として知られたEP-4のドラ

マー、三条 通氏が19日にご逝去された。昨夜がお通夜だったそうである。

EP-4復活の話しも、昨年秋口に聞いていたりしたので残念でならない。

4-Dとは神戸チキンジョージにおいて、ミスプロダクトのメンバーとして

ドラムをプレイされていた事を私は何故か鮮明に記憶している。

ご冥福をお祈り致します。


下北沢にて

BOOM BOOM SATELLITES

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昨年4月にMultiple Konnektion 2K9:Code-01/Code-02

開催した折、小西氏がBOOM BOOM SATELLITESのことに話題を

触れた。恥ずかしい話だが、このとき私はイギリスかヨーロッパの

バンドの事だと思い込み、その時まで彼等がどういった存在でどの

ような音楽を創り出しているかさえ知り得なかった。

此処を読んでもらっている方々の、「え〜!そんなことも知らないの!!」

という声が聞こえてきそうである。


私は自慢ではないが、昔の洋楽にはかなり詳しい方だと自負しているが、

邦楽となると「インディーズ」という言葉が生まれる以前の「自主制作」

という四文字が華やかりしころまで遡らないと、判らない。

つまりこの20年間以上、日本国内での音楽事情は殆ど無知に近い。

そういった手合いなのである。

此処を読んでもらっている方々の、「あ〜ぁ!困ったもんだ!!」

という声が聞こえてきそうである。


そんな私が国内のバンドを気に入っているのだから余程何か引っ掛かる

ものがあると思ってもらってかまわない。

おそらく私と同年代でACIDMANやBOOM BOOM SATELLITESをiPodに

叩き込んでる中年は、そうはいないのではないか?

此処を読んでもらっている方々の、「ほ〜ら!すぐ自慢すんだから!!」

という声が聞こえてきそうである。


で、BOOM BOOM SATELLITESの何が気に入ったのかというと、

「back on my feet 」という曲のPVが無茶苦茶カッコよろしいのである。

ケーブルテレビで偶然に日本人2人組の英詩で唱うデジタルベースのバンド

だと知ったのが、この「back on my feet 」という曲のPVだったのである。

You Tubeで50回くらいは視てるかな。曲に合わせた投影映像が、ダイナミック

且つエッジが立ったアートを感じさせ、ストーリーをも内包しているように

見える。曲もカッコいいしね。

何度観ても飽きない格好良さ。

でも一般ウケしないだろうな。

此処を読んでもらっている方々の、「へっ!大きなお世話だよ!!」

という声が聞こえてきそうである。


下北沢にて

ACIDMAN

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ビジュアル系レディースバンドの体験談を新年明けに載せたついでに、

最近しこたま気に入っている日本人バンドの事を書くことにした。


若い人、といっても20〜30代前半が主なリスナーだと思うのだが、

たまたま、ACIDMANというバンドのPVをケーブルテレビで昨年の

9月に観た。このバンドのPV特集をやっていたのである。

そして、この映像がどれも素敵で質感が有り、カッコいいのである。

美観とか趣味の問題になってしまうのであるが、「あっ、わかる、

わかる」って感じの映像で、曲の内容とすべからく合致しているわけ

ではないのであるが、いま私達が生きている世界はこんなにも悲しく

美しいのだと低予算ながら美味く見せている。PVは曲を、つまり

CDを販売するための手管なのは周知の事実であるが、映像に彼等が

曲と詞を付けたようなきらいも伺える。

その中で特に気に入った英語詞の楽曲が聴きたくて、昨年の秋に渋谷の

タワレコにわざわざ出向いた。

映像が私にとってはとても印象的だったので、やられてしまったわけで

あるが、楽曲として気に入ったのはそのPVの曲ではなかった。

3ピースバンドで荒削りな音づくりなのだが、そこかしこに非常に

繊細な仕事を聴くことができて気に入っている。

ナマっぽくて、僅かにリズムがずれたりするように聞こえる箇所も多々

合ったりするのだが、その微妙な、僅かなズレが耳に心地良い。

決して、柔らかくソフトな音楽でなく、ハードで重いのだが、すんなり

聴けてしまうのである。

有る意味ありきたりのロックバンドなのだが、身体に流れる血を熱く

させる何かを持っているンじゃないかと感じる。

似たような他のバンドには私は何も感じないので、自分が何を気に

入っているのか、時間をかけて探ってみるのも面白いだろうと思う。

そういや、下北駅のでっかいビルボードに彼等の広告がでてたなぁ。

と数ヶ月してから気が付いたのを思い出した。


下北沢にて

面白かった!

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あー面白かった
ドクターのPCが、無線LANに繋がらなくて
ドクターが大好きなグーグルアースにアクセス出来ないなんて
トラブルは(笑)あったけど、お茶飲みながらのよもやま話
すごく面白かった。
携帯話に、飯の話…
伝わったかどうかわからないけど
結局話したかったのは、世界認識の方法、
暮らしてみてわかる、日本ってどうよ?
って感じだったはずだよねと、夜中に改めてドクターとメールを数十通した(笑)

またやろうってことになっている

visual-kei(2)

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                                ミーティングご苦労様
exist_trace.jpgexist trace見たの?いいなぁ(^^)
前から見たいと思ってたんです。
ドイツでもMana様やデスパ、ヴィジュアルって言えるのかどうか
知らないけど、Muccとか人気だよ。
「ビジュアル系」ってそのまま日本語でも、ドイツじゃ通じる。
ただし、系(Kei)は、書いたままだと「かい」と発音するから。
「ビジュアルかい?」ってな感じ(笑)
まりりそまそそそのポスターの横にvisual-keiのポスターが
街中に貼られてたりもする。

ってそんな話も含めて
水曜日の6時半から、日本橋の蒼月書房で、ドクターウツノミアと、
トークライブをする。
会場のことはよく知らないんだけど、ドクター曰く15人位しか入れないんじゃない?
って話なんで、全然告知してない。
蒼月書房
音楽の話はしない事をドクターが提案してるので、お互い夏のフランスとイギリス、ドイツの話になるんだろうな。
ケータイ事情とか、ルームシェア、東ドイツ時代のビルを再構築なんて話でもしようかと思ってる。

ドクターも僕も、北海道より寒い、極寒の地へ来月は旅立とうと思っているので
そういう話も面白いかもね






ビジュアル系

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本日は4-Dとして動くライブとしては今年最初になる

企画の打ち合わせを、お借りする場所(ライブハウスではない)に

お邪魔して行った。

2月初旬から4月アタマまで小西氏がドイツに行って留守なので、

4-D Elementsとしての、ほぼ一年ぶりの企画となる。

場所は渋谷なので交通の便も良く、お店にはカフェも併設されて

いるので食事も楽しんで頂けるのではないかと思う。

無事打ち合わせが終わり、朝昼兼用の食事を採っているとき成田氏

から、仕事で関わりのある「exist trace」というビジュアル系の

バンドのライブがすぐ近所で行われるので一緒に行かない?と、

お誘いを受けた。

(↑このパターン多いな)

特に予定もなかったのと、ビジュアル系のバンドを見るというのは

初めてなのでいったいどんなモノなのか見てみることにした。

ただ、ビジュアル系のバンドといっても男バンドではなく、レディ

ースバンドということで、一瞬アタマが混乱した。

というのは、男がメイクをして女装的衣装或いはボンデージパンク

風スタイルをしたからこそ成り立つのがビジュアル系バンドの醍醐味

であり、オーディエンスも限りなく女性層だけというのがその真骨頂

であるはずなのだが、女性がメイクして女装してるというのは…当た

り前やん!てわけである。

ではいったいどういう風に聴かせ見せるのだろう?ということに興味

がそそられたワケだ。

開場のBOXXへ行き楽屋を訪ねると、丁度メイクの真っ最中でてんや

わんやの状態だった。5人とも小柄なお嬢さん達で華奢な印象を受け

たのだが、ライブが始まると骨太で荒削りな歌ものを難なくやっての

けた。90分以上に渡るライブを、この華奢な娘さん達がやれるのは、

彼女達がビジュアル系バンドという一つのカテゴリー・スタイルを

好きだから出来るのだろう。

ステージ終了後楽屋へ挨拶に行った折感じたのは、育ちの良い真面目

な娘さんなんだろうなという印象が、その施されたメイクの下から滲

んでいた。こういう一途に頑張っている人達にはなんとか成功してほ

しいモノである。

ところでビジュアル系バンドのステージには、必ずお立ち台が設置さ

れているというのを今日初めて知った。なるほど、勉強になった。


下北沢にて

初動222

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新年明けてすぐ、挨拶もそこそこに動きます。

既に昨年12月からいろいろと面白い企画を模索しておりま

したが、やはりオーディエンス参加型の例のヤツやります。

ということで、内容は現段階では開示できませんが、

近々お知らせ出来ると思います。

しかも4-D Elementsとしてやることになりますかね。

久しぶりですよね。


ところで、皆さん良い新年を迎えられたでしょうか?

新世紀に入ってもう10年、早いものです。

正月ということで私は好物の”数の子”をバリバリ喰ってき

ました。私はもともとコレステロール値が高い体質だそうで、

痩せてはいるんですがコレステロール値だけが標準を上回る、

おかしな体質なんですよ。オマケに炭水化物も好物なもんで、

大抵の人(この場合医療関係)はアタマの上に?を浮かべる。

なもんで、喰って呆けてるときにもその粒をプチプチと噛み

砕きながら、「これでまたコレステ上がるんやろなぁ」と血

管の中を気にしながら食べた。そんなこと気にしながら喰う

と、余計身体に悪影響を及びそう

でも、好きなんだよな〜”数の子”

昔は”海の黄金”とかって言わなかったっけ?たしか。


下北沢にて