press_4dmode1: 2008年3月アーカイブ
一昨年から気付いていたことで一つ。
東京にはやたらと桜が多い。
これは関西と較べてという意味ですが、この季節になると至る所に桜の
樹が目につき、咲き誇っているように思います。
公園や散歩道はもとより、庭のある住宅にも大きな桜を見かけます。
かつて、東京を造り上げるために尽力した希有な実業家:渋澤栄一が
提唱した都市造りの中に桜の樹は重要な位置付けをもっていたようで、
そういった戦前からの名残として未だ多くの桜が植樹されているんで
しょうね。東京の桜には何か歴史というか時間の流れを感じます。
昨日、所用で小田急小田原線に乗り、鶴川駅(町田市の近く)へ
行ったんですが、電車から眺めていると、ほんとにあちらこちらに
桜が目に入り、花冷えする気温でしたが春の風情を満喫できたように
感じました。
今年もあっという間に4分の1が終わってしまったね〜。
下北沢にて
神戸から昨晩東京へ戻ってきましたが、さすがにこちらは
少し肌寒い。
下北周辺や仕事場近くの桜は既に三分咲き。もそもそと春が
起きてきましたね。
ところで、来る4月6日(日)の4−DElementsに急遽
MOMO氏とモノグラムの中井氏が参戦ということに決定!
MOMO+GRAMMEとして参加します。
さてさてどうなるんでしょう?
楽しみです。
小西氏も思わず、「わしも見たいのぉー」と、
叫んでおります。
横川氏が居ぬ間に、状況はドンドン進んで…。
下北沢にて
Reviewsのコーナーで、これまでのと近日分の
雑誌その他への掲載情報がまとめてある。
読みたい人は本屋へ急ぐべし
http://www.releasemagazine.net/Onrecord/or4dmode1r.htm
ここは、Rekonstruktionもレビューも掲載してくれたり
すきすきーエレポで、記事翻訳の許可もらったりで
前からお世話になっているところだ。
そのうち超訳を掲載します。
Release Music Magazineは、日本にも数人コラム担当者が居て
もう一人のライターには、ライブ来てくれたときに会ったんだけど
この記事書いてくれたMikeには、残念ながら会えずじまいだった。
もう既に随分前から、彼は日本を離れており
現在英国在住である
http://www.releasemagazine.net/
昨日の続きになりますが、4人で「現代ハイツ」へ向かう途中、
下北の名所「ザ・スズナリ」の横を通っているとき、不意に
岩下氏が、「ここはね、出るんですよ。」
「ひょっとして幽霊?」と私が訊くと、
「そう、ピアノに塞がれたドアがあって、それを動かしたんですよ。」
「ふんふん、それで…。」
「ドンドンって…。」
「…ラップ現象?」
「そう、ノックする音がしてね。裏口だと思って開けてみたらトイレで…。
誰もいなくて。」
「マジ?」
「後で支配人に訊いたら、あそこはね、出るんだよ。だからピアノで
塞いでたのに…。って言ってた。」
私は夢想家であり、妄想家でもあるのですが、幽霊の類は全く信じていない
タイプなんです。やっぱりこういった劇場とかは呼ぶんですかね〜。
面白いですよね。
実は「ザ・スズナリ」は私の住んでるマンションの目の前にあり、
ほぼ毎日のように前を行き来しているんですが、そういうことが
あるとは知りませんでした。役者さん関係では有名な話なのかもしれ
ませんが。
「ザ・スズナリ」の一階部分にはウナギの寝床のようなスナックや飲み屋が
連なって軒を並べ、暖かくなるこの季節になると、入り口ドアを開けっ放しで
カラオケ歌わせている店もあり、その店の常連客であろうオッサンが毎夜訪れ、
「♪は〜〜るを あいする ひ〜と〜わ〜〜♪ こ〜ころきよきひと〜♪」
と四季の詩を毎晩熱唱する。
窓を閉め切っていても聞こえるるんですよね、これが。
私にとって怖いのは、幽霊や宇宙人より
「♪は〜〜るを あいする ひ〜と〜わ〜♪…」ですね。
だって気になって煩くて眠れませんからね。
下北沢にて
昨日の日曜日は昼の2時より4-Dのミーティング。
集合はおなじみになった下北沢のカフェ。
私達は毎度ここでコーヒー1杯で3時間以上粘るので、
あまり迷惑にならないよう気を遣いつつ2時間で切り上げ、
後は前に書いた私の自宅からもほど近い「現代ハイツ」へ。
今回のミーティングには成田氏、岩下氏、小暮氏、そして
私が参加し、なんだかんだ言いながらそれぞれ課題を抱えたまま
実現できることからやっていきましょうということに。
まぁそれはいいとして、「現代ハイツ」三人とも気に入った?
様子で、連れて行く途中、成田氏が「この辺普通の閑静な住宅街
だけど…」と訝しげに私に言ってましたが、そこはそれ、こんな
ところにこんなギャラリーが!っていう意外性。そこが面白い。
ハイツのCDショップを軽く眺め、中に入ると、いかにも美術系
といった8人ほどの集団が大きいテーブルを囲んで歓談。
芸大の先生と生徒ってな感じ。後はカウンターに2〜3人の女性客。
日曜日だからか、お店のスタッフは4人くらい居たような気がする。
でも誰も作品展示しているスペースには行かない。
なんか、ギャラリーとしては非常にゆる〜い空気が漂っていて4人で
ビールやワインを飲む。
一通り話が尽きて、三人を池上の駅まで送った後の帰り道、気の早い
桜が一本既に開花してました。
あ〜春やなー。
下北沢にて
全然体感できてない。
アート繋がりと言えば、クリスマス会以降ずっと行きたかった
横浜美術館のゴス展、本番前日にオフがあり得した気分だったので行ってみた。
残念ながら、衝撃や美しさを期待していったのだけれど、どちらも感じることが出来なかった。
なんかねぇ、gothってああ言う事じゃないんだと、コニシは思っている。
ベタだけど、マックスエルンストやエッシャーなど所蔵作を展示している、常設展や
「富士」「不死 ふじ」を文字ったテーマで描かれた日本画の方が
よっぽど面白かった。
美術館って、同じくらいの時刻に入館して、同じくらいのスピードで
順路に沿って絵を見てゆくと、その人達とはずっと一緒に見て回ることになるんだよね。
僕が入館したときに、美術部かなんだかの女子高生が三人居て
その子達とずっと同じスピードで見て回ってたんだけど
彼女らはすごい熱心にゴスの、一連の作品見てて
丁度、日本画や常設展も見終えた時間も大体一緒だったんだよね。
で、僕は全然面白く感じられなかったので、熱心に見ていた彼女らに
どう思ったのかを是非尋ねてみたかったのだけれど
絶対に、新手の怪しいなんかだと思われると思って断念した。
後にミュージアムショップに陳列してある、ドイツ語の解剖学図鑑見て
「かわいい」とか「綺麗」を連発してたので、是非是非聞いてみたかったけど…(笑)
常設展では、初めて名前も作品も見たんだけど
遠藤彰子さんって画家の作品が良かった。
何か遠い記憶を絡め取られているような、目眩に似た感覚があった。
全然何の知識もないんだけどね
http://www.akiko-endo.com/oil-painting/street/
昔DADAのLPのジャケットをお願いした、宍戸さんっぽい
コンセプトにも通ずる所もあり
ちょっとよくなーい?
そうそう、それと関西ではすごく封切りが遅れていて
前売りまで買って待ってた、ピーターグリーナウェイの「レンブラントの夜警」を
ライブ終わったから、見に行った。
演劇セットっぽい寝室のシーンは、美しいんだけど
大好きな「コックと泥棒…」で見た、色鮮やかなライティングほどではなく
音楽はやっぱりマイケルナイマンの方が好きだなぁ…
あと登場人物が、一回見ただけじゃ見分けつけにくい。
DVD出たら買ってもう一回見てみようと思う。
あとエクスマキナDVD買ったよ。
最初の何分間かは、SEと音楽のテンポってか、合体感が
すごく良いと思ったのだけれど、話が進むにつれ、それは薄れてしまった。
こういう映画には、エレクトロニカじゃなくって
インダストリアルとかエレクトロな肉感的な音楽の方が
きっとあってるんだと思う
横川氏は今頃欧州かアフリカ大陸の空の下、元気に音を
奏でているのでしょうか?
いいなぁ、仕事とはいえ海外へ長期離脱できるなんて、羨ましい。
帰ってきたらいろいろとお話聞かせてもらいましょう。
仕事柄、長い休みはとれないので旅行はどうしても国内で1泊2泊。
となるとどうしても近場になってしまい。一瞬の気分転換はできても
心の吟線に触れるような人との出会いはなかなか望めません。
若かりし頃(20代)は気楽な独り身であったため、よく海外へ
出かけました。仕事は忙しかったんですが、そのおかげであまり金を使う
こともなく、ある程度たまると2〜3週間、ときには一月近く仕事を休み、
アメリカへ行ってました。
アメリカといってもそのほとんどがニューヨーク滞在。
ニューヨークといっても、マンハッタン島の中で、安ホテルに連泊して
在住している友人と遊んだり、美術館へ毎日のように出かけてました。
一カ所滞在型で何度も行くうちに、地下鉄やバスなどの交通機関も
頭に入り、結構自由に動き回っていたんですが、東京に住むようになり、
気付いたことが一つ。
マンハッタン島の拡大版が東京ではないかと(多くの人がそう思っていると)。
ニューヨークへ行ったことのある方なら解るのですが、
銀座=5番街
丸の内=ロックフェラーセンター
日本橋兜町=ウォール街
メトロポリタン美術館・MOMA・自然博物館=上野
新宿2丁目=クリストファーst.
下北沢・吉祥寺=イーストヴィレッジ
等々…。これ以外にもそれぞれニューヨークの名所に、東京は相対する
エリアがしっかりと形作られていて、集まってくる人間も、エネルギーの
大きな人が多いように思います。
ニューヨークはほんとに芸術家やミュージシャンに限らず、クリエイター
が多い街ですが、やはり、東京もそういった人が集まりやすい環境を
備えているように強く感じます。
都市の活性化や勢いって箱モノではなく、やっぱり人ですからね。
下北沢にて
アート流れでもう一つ…。
随分前に成りますが、まだ、夏の暑さが厳しく残っていた去年
9月初旬に19世紀末のフランス人画家、オディロン・ルドン
の回顧展「ルドンの黒」を渋谷東急本店の東急文化村で観ました。
半年以上も前の展覧会を何故今頃書くのかというと、昨年観た絵画展の
中ではムンク異常にインパクトがあり、また、一風変わった面白さを
味わえる絵画展だったんですね。
モノクロームの線画・木炭画・水彩画が中心の展示で、絵の幻想的な
奥行きや世界観が宗教性も孕み、非常に個性的な画質を持った作家です。
それとは別に面白かったのが、彼の絵画作品が個々の関連性持つことに
目を付けて、アニメーションCGとしてストーリーを持たせたことです。
これは㈱キャドセンターというところがオディロン・ルドンの作品を
所蔵している岐阜県美術館に持ちかけた企画で、17分ほどの短編映像
作品なんですが、独立しているように思える個々の絵画作品が繋がりを
もち、ひとつの妄想的悪夢世界ともいえる幻想感を作り出すのに成功
している作品として完成しています。
絵画をCGに拠って映像化する手法は、かつて日本映画が誇る巨匠、
黒沢明監督が1990年に「夢」という作品の中でヴィンセント・ファン・
ガッフォ(ゴッホ)の絵を素材として使い、絵の中に紛れ込んだ画家
(寺尾聡の役)が絵画迷宮の中を彷徨うという作品を作っています。
黒沢作品とは本質的なテーマが違うので較べるのはナンセンスですが、
単純に短編作品としてオディロン・ルドンの動かない絵画を、動画にする
という結構気が遠くなる作業が報われた佳品に仕上がっています。
機会があれば是非。お薦めです。
下北沢にて
本日は自宅からほど近い、「現代ハイツ」というギャラリー&カフェに
行ってきました。何度か行っているんですが今年は初めて。
場所は池上と下北沢、東北沢の中間地点。私のところから歩いて3〜4
分といったところにある面白いお店。
見た感じは只の文化住宅(関西風の呼び方)。ハイツと言うだけあって
やっぱりハイツ。入り口近辺には現代音楽専門のCDショップコーナー
とおびただしいアート関連のチラシが夥しく並べられ、その先の掘り下
げた中地下に広めのカフェスペースと更にその奥に作品の展示スペース
があるという作り。
ギャラリーとしては学芸大学のtrayがスタイリッシュですが、「現代ハ
イツ」はカフェの方に重点が置かれているので、飲食メニューがかなり
豊富です。でもジントニックしか呑んだことないけどね。
こういうギャラリー&カフェってありそうで実はあまり見かけない。
しかも普通の住宅街のど真ん中。
でも気軽にアート作品に接することができるし、お茶でも飲みながら
日を開けずに通っても飽きない感じです。
スペース的にも広いので結構落ち着きます。
作品は平面から立体までいろいろ作家さんが展示しているようで、
ご興味ある方は足運んでみてはいかが。
明日も本持って行こかな。
下北沢にて
昨夜は、お越しいただいた皆様、楽しんでいただけたでしょうか。
スタッフとしてご協力頂いた友人にも感謝。
そして「はれまめ」のスタッフにもこの場を借りてお礼を
述べたいと思います。
ありがとうございました。
後半えへらえへらと笑いながら演奏するmode1、私初めて見た
ように思います。
それだけ楽しんで演奏できたということでしょうね。
エミさんのインパクト凄かったですね。
打ち上げの際もいろいろと面白いお話ができて、楽しかったです。
個人的には、昨年からの約束をようやく果たせたような気になって
少しほっとしておりますが、次は何を画策してやろうかと…そんな
ことを考え始めるとあまりぼんやりできませんな。
来てくださった皆様、ご尽力くださったスタッフ、本当にありがとう
ございました。
横川氏は今頃、マルセイユへ…機上の人となってるのでしょうね。
それでは次は
4/6 trayでの4-D Elementsでお会いしましょう!
下北沢にて
明日には代官山でのライブ。珍しくお三方、リハーサルなどを催された
ようで、先行した京都・大阪とはまたひと味違うモノになりそうな
感じですね。
それはそうとRekonnekted,皆さん楽しんでいただいてますでしょうか?
さて、ここらで今回のニューアルバムのコンセプトをひとつ。
Rekonnekted とは、
正確にはReconnectedが正しい綴りであり、CをKにわざと置き換えて
使用するのは小西氏の提案。
意味的には「再結合」というようなことで、これも2年前のアンソロジー
アルバムを制作したときから小西氏が提唱していたキーワードなんです。
だから今回のグラフィックデザインには形状として、仕組みとして、
このアルバムを手に取った人達がジャケットのヘキサゴンリーフを
思いのまま、好きなように「再結合」してディスプレイするなり美しく
見える角度を楽しんでもらうというのがデザインのコンセプト。
参考画像載せておきますが、自由に楽しんで組んでください。
ちなみにメディア関係やプレス関連、及びセレブ(って誰やねん!!笑)には、
一般発売しているモノには入っていないヘキサゴンピース1種類が
5枚組で特別に入っているプレスキットとなっています。
音やビジュアル、造形というのは、国境を越え言葉を凌駕するコミュニ
ケーションあり、感性に訴求する強みがあるわけで。
それを念頭に置き、海外へ運ばれていっても「なんじゃ!こりゃ?」
という心地良い驚きを持ってもらうのが狙いです。
音源をMP3プレーヤーにコピーしてしまえばCDやジャケットって
邪魔になるだけですし、どうせ邪魔になるのならつなぎ合わせて
思いっきり邪魔にしてやれ!じゃなくて、アートにしてやれ!!って感じ
ですかね。
とにかく音を聞きながら組み合わせて楽しんでもらえれば…と思います。
下北沢にて