2011年10月アーカイブ
此処でブログなる落書きを開始して早まる4年が過ぎようとしている。
早いものである。
このブログの役割としては、4-Dの動きをトップページ以外での補完情報
として提供してきたが、なにぶん4-Dとしてのネタは潤沢にあるわけでは
ないので、適度な情報発信を定期的に打つために、致し方なく私個人の私見
なども開示していた。
今年に入ってからというもの、東日本大震災、原発のメルトダウン、近親者
の不幸、仕事の繁忙など、様々な時の流れの中の並列事項により、更に私的
時間が圧縮され、自ずと自らの疑問点が幾つか解決した。
情報発信としては、既に公式twitterでの発信がメインとなり、ブログとして
の役割はある程度終えたように感じるので、スピードのある公式twitterに
その役割を移管することにする。
このブログでは個人的な物言いや考え方の記述は、今後控えることにしよう
と思う。
理由は上記に加え、個人的なことを書き続けると、4-D本来の音楽から発信
する情報と乖離してくる虞も否定できないし、また、そこに書かれたことに
よって、4-Dのメンバーに何らかの負荷や関係のない誤解を招くことも無い
とは言いきれなく、避けられないと考えたからだ。
ネガティヴに考えてそうするワケでは無い。
4年前とは明らかに違う情報流通の中で、出来るだけオーディエンスの誤解
を生むこと無くスムーズに、スマートに情報流通させたいからに他ならない。
とはいえ、情報発信の補完作業は今後も継続するのでご心配なく。
今年に入ってから、劇的に変化した自らの在り方というものが二つ在る。
一つは、草臥れた身体能力を後10年は耐えられる体力をつけるために、スポ
ーツジムへ通うようになったこと。仕事をするにも、何をするにも健康と体
力がないと具現化出来ない。
もう一つが自分の作品や文章のアーカイブスとして、その役割をfacebook
に求め間借りしたということ。
顔の見える個人的に情報を共有したい人達だけに発信するためだ。
便利な世の中になったものである。
下北沢にて
幸せな音楽とパフォーマンスの出会いというモノにはそうそうお目に
係れない。
室内に入ると、会場であるplan-Bはその荒々しい無機質なコンクリート
打ちっ放しの壁面と、使い込まれた板張りの床が無造作に剥き出しに
なっている。
床には風邪を緩やかに浮けた白い布が伏せられ、そこに「坂本宰の影」
が産み落とす轍のような水滴の影が、室内全体に染みつき、ゆらゆらと
震えながら観客を迎える。
今までには無かったオープニング。
横川理彦が登場し、照明が落ちた途端、静かにそれは始まる。
奏でられるヴァイオリンの音は闇の中をするすると潜り抜け、水の影と
交わるかのように空間に滲んでいく。
そして不意に奈落に光が灯る。光の束を携えて、「坂本宰の影」が床下
から湧き上がってくる。
床に設えられていた白い布は引き上げられ、スクリーンとなり、ついに
影の演舞が始まるのだ。
ヴァイオリンの音色は時には引っ掻かれ、千切れ、長い間合いを呼吸し、
パーカッシヴに叩かれる。音。そして闇の中の光と影。
前回の二人のセッションも素晴らしかったが、今回はそれを楽に凌ぐ空間
芸術といっていい出来だ。これ以上言葉にすることに意味は無い。
機会があれば是非見に行っていただきたい。
http://web.me.com/sakamotoosamu/
下北沢にて
神谷町のスタジオにお邪魔した。
東京タワー近くにあるスタジオでのレコーディングは、4-Dの恒例と
なっている。
なんのためのレコーディングかというと、もちろん、新作アルバムの
ための制作作業である。夕方からお邪魔したのだが、相変わらず制作
作業は3人の音のやりとりと、腰砕けのトークでサクサクと進む。
横川氏が歌に乗せるテキストを作っている最中、我々は日本語英語
(日本国内でしか通用しない創作英単語のアレね)について、サブリナ先生
からご教授いただいた。
ラフミックスを聴かせてもらったのだがまたしても4-Dらしいというか、
らしからぬというか、一言では表現できない世界観がそこには出来ていた。
先行して出ているシングルともまた違う世界。
2日ほどでここまで作っちゃうんだね。制作過程そのものがアメーバ状。
11月にはレコーディング第二弾が控えている。
上手くいけば来年には皆さんに新作アルバムをお披露目出来るかもしれない。
11月19日のライブでは新しいシングルの曲や数曲やるだろう。
楽しみにしておいてほしい。
それはそうと、本日夜には横川氏が「坂本宰の影 42 第12幕」で
影と共演する。
ヴァイオリンで音を構築するらしい。これも楽しみである。
下北沢にて
新譜のための本格的なレコーディングが始まった。
実況はツィートされているのでそちらをどうぞ。
明日行けそうだったら顔だそうかな。
下北沢にて
![mode1-001[72].jpg](http://www.4dmode1.jp/rekonnekted/xoops/uploads /mode1-001%5B72%5D.jpg)
先月大阪北堀江で行われたライブの後、昔からのオーディエンスで
ファンである方が持ってこられたのが画像のプリント写真三点だ。
この写真は私が4-Dに関わる前に撮影されたもので、当時のライブ時に
配布されたか、購入していただいかのどちらかなのだが、それを大切に
持っていてくださったということだ。
次回の関西でのライブは何時になるのか判らないので、それぞれの写真裏に、
お三方を呼んでサインをしてもらった。
貴重なプリントだ。
30年あまり保管して大切にしてくださったということに感動すら覚える。
おそらくこれは当時、後藤氏が撮影してくださったモノに違いない。
撮影場所は神戸近辺、砂浜の海岸は須磨海岸ではなかろうかと思われる。
現在において現物を所持されている方は皆無であろう。
トリミングがヘンになっているのは、プリントを持っている私の指を切り
取ったからで、後藤氏に責任ではない。
![mode1-003[72].jpg](http://www.4dmode1.jp/rekonnekted/xoops/uploads /mode1-003%5B72%5D.jpg)
下北沢にて
でも当のお三方にとっては、「懐かしい」よりも「恥ずかしい」写真かも?